お金がないから行動できないは思い込み?行動するために必要な物とは

「勉強したいことがあるけど、お金がないからできない」
「行きたいところがあるけどお金がないから行けない」

お金がないためにやりたいことをあきらめている人は多いのではないでしょうか。

新しいことを始めるにはお金が必要になることがあります。しかし、これだけインターネットが発達した時代、お金がないこと行動できない理由に必ずしも当てはまりません。

しかし、お金がないから行動できないというのは表向きの理由で、実は自分でも気づかない精神的な理由が隠れていることがあります。自分が行動できない本当の理由を見つけてみませんか。

「お金がないから行動できない」は誤解?できる方法を探してみよう

やるべきことがあるのにできない人、やりたいことがあってもなかなか行動に移せない理由は以下のようなものが多いようです。

  • 時間的余裕がないからできない
  • 環境が整っていないからできない
  • やり方がわからないからできない
  • お金がないからできない

「お金がない」というのも行動できない理由の大きな原因になるのは確かです。例えば何か新しい技術を学びたいと思えば、授業料がかかります。海外旅行に行きたくても、やはりお金がなければ行くことができません。

しかし、その一方でお金がなくてもできることも意外とたくさんあります。

新しい技術を学びたくても授業料が払えない、という場合はYoutubeなどの動画を探せば無料で教えてくれる人に出会えるかもしれません。あるいは、自分の知識や技術を教えることと引き換えに、自分の学びたい技術を教えてもらう、ということもZoomなどのオンラインアプリを使えば可能です。

独立して事業をおこしたいけれど資金の当てがなければ、まずはボランティアで始めてみることもできます。続けていけば自分の計画に足りないところ、改善した方がいいところが見えてきて、仕事として軌道に乗せられる可能性が高くなります。

今はインターネットで知識を手にいれたり、遠い海外にいる人とつながることが簡単にできる時代です。

お金がないと嘆く前に、とりあえずできる方法を探してみてはどうでしょうか。

「お金がない」が口癖になっている人は行動に矛盾がある

お金がなければ行動範囲が極端に狭くなってしまうことは事実です。確かに今の日本は給料が上がりにくい上に非正規で働く人の割合も多く、お金に不自由している人が多いのは間違いありませんが。しかし、本当にそれだけが原因でしょうか。常に「お金がない」と言っている人の行動の特徴を上げてみました。

すぐに人のまねをする

友人がブランド物のバッグや化粧品を持っていると、自分も欲しくなりついつい同じものを買ってしまたり、別の友人が何か習い事を始めると悔しくなって自分も同じ習い事を始めてしまう…。あなたの周りにこんな人いませんか?

こういう人は自分の価値観というものを持っていません。本当に自分が必要としているもの、欲しいものがわかっていないので、人のものが何でも良く見えてしまい、本当は必要もないのについ手を出してしまいます。

当然ですが、こんなことをずっと続けていればお金はすぐ無くなってしまいます。他人のものがついうらやましくなってしまう人は、本当に自分に必要なものかどうか考える習慣をつける必要があります。他人は他人、自分は自分という割り切りを持つことも大事です。

食生活・生活習慣が乱れている

お金がない人は肥満率が高い傾向があります。すこし前までは、お金がない人は食べることができないのでガリガリに痩せていることが多かったのですが、現在の日本では食料の供給率があがり、毎日の食事が満足に食べられない人はほとんどいなくなりました。

しかし、お金のない人は食事を安価なインスタントラーメンやスナック菓子などで済ませてしまうことが多く、栄養に気を配っていないことがほとんどです。経済的に余裕がないので、値段が高い野菜や果物、魚などを買わず、安くてすぐ満腹感を得られるジャンクフードに手を出してしまいます。

しかし、ジャンクフードは炭水化物・油を過剰に摂取することになり、健康維持に必要な栄養がとれません。そうなると体調が悪くなるので家に引きこもってテレビを見たりゲームで時間をつぶしてしまうことになり、なぜ自分にお金がないのか考えたり収入を増やすための自己投資に回す時間も体力も無くなります。結果、ますますお金がない状態に陥ってしまいます。

自己コントロールができない

肥満にもつながりますが、お金がない人は自分の欲をコントロールすることが苦手です。時間の使い方に関しても同じことが言えます。やるべきことをやらず、家の中でゴロゴロするだけで一日が終わってしまったり、人と待ち合わせしても遅刻してしまうこともしょっちゅうです。

自制心がないので通販などで何か欲しいものがあると衝動的に買ってしまいます。衝動買いを繰り返していたら、お金がすぐに無くなってしまうのは当然です。ひどい時は借金をしてでも買ってしまい、首が回らなくなってしまいます。

人の目を気にしすぎる

人に良く思われたいという、承認欲求が強すぎる人もお金がすぐなくなってしまいます。おしゃれだと思われたいために高価な服を買ってしまったり、いい人と思われたいために、人に高いランチをおごってしまうなど。

Instagramに熱心に写真をあげている人にこういったタイプは多いといわれています。

娯楽に関しても自分が好きというよりは、話題性のあるところに行く傾向があります。

行動できない、していない人は実際には一人もいない!

ここでお気づきの人もいるかと思いますが、上記に上げたのはお金がない人達の「行動」です。

行動できないといいながら、お金をなくしてしまう行動は積極的にしているのです。

お金をなくす行動は無意識にやっているのに、本当に自分のやるべきこと、やりたいことに関して行動できていないという矛盾した状態になっているのです。

お金がないから行動できないと思い込んでいる人の心理とは?

人が行動を起こすのに必要なのは、「本当にそれをやりたいかどうか」「実現するための手段があるか。それにかける時間とお金があるか」になります。お金がない、時間がないのであれば意識的に自分で作るしかありません。

先述したように、行動できない人はいません。人の生活は小さな行動で成り立っています。

お金、時間を作るためにに必要なのは、無駄なものを徹底的に捨てていくことです。

断捨離は無駄なものを捨てていくことで、自分に必要なもの、大切なだけが見えてくるといわれていますが、お金と時間に関しても同じことが言えます。

ダラダラとテレビを見ている時間、ゲームの課金、不要な料金のかかるスマホの契約を見直すなど、無駄なことを徹底的に洗い出してみましょう。やってみると意外と余裕が出てくるはずです。

それでもやっぱり、「できない」と思うようであればその行動を起こすのに必要なエネルギーが不足しているか、自信が持てないか、その両方の可能性があります。新しいことを始めるのは、非常にエネルギーがいります。

行動が起こせない人は仕事や人間関係でエネルギーを大量に消費してしまっているのかもしれません。

また、自分に自信がないことを無理にやろうとしても、すぐ疲れてしまい継続することが難しくなります。この場合はやろうとしていることが現在の自分の身の丈にあっていないということも考えられます。

自信のあることに特化して行動するとエネルギーの消費を防げる

こういった場合は本当に自分の得意なことだけを徹底的にやっていく方が余計なエネルギーを消費しなくて済みます。

得意なことを少しずつ積み重ねていけば、自分の力を信じられるようになり、行動を起こすのが苦痛でなくなります。

人は変化に抵抗する生き物。行動できないのは当たり前。だから…

行動は何かしらの変化がつきものです。しかし、人間は本能的に変化を嫌います。変化するということは、安全圏を抜けだして、自分をリスクに晒すことだからです。そういった危険から身を守るために本能が新しい行動にストップをかけようとします。

だから、何か新しいことを始めようとすると「お金がない」「時間がない」と頭の中で次々と言い訳が発生してしまうのです。このことを客観的に見れるようになると、少しずつ行動力を邪魔する言い訳が減っていきます。言い訳の裏にある本心を冷静に見極められるようにしましょう。