休業中もアルバイトや副業してもOK!注意点とおすすめの副業を紹介

景気の悪化などによって、会社が休業になることもありますよね。

これから会社が休業となる方や今まさに休職中という方の中で、「副業したいけど休業中はアルバイトや副業して良いの?」と疑問を持つ方がいるでしょう。

会社都合の休業となると、基本給与より少ない休業手当が与えられたり、無給となるケースもあります。

収入が減ったり無収入となって生活が困難になる場合は、副業で少しでも稼ぎたいですよね。

そこで本記事では、「休業中にアルバイトや副業をする際の注意点」と「休業中にオススメの副業」をご紹介します。

休業中に副業をする上での心配事を解決するヒントが得られますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

休業中でもアルバイトや副業はしてもOK!ただし注意が必要

本業に支障が出ないようにするなどの理由で副業を禁止している会社は多いでしょう。

もし、あなたが働いている会社が副業を禁止しているとしても、アルバイトや副業をすることは可能です。

なぜなら、就業規則などに「副業禁止」の記載があったとしても、法的な拘束力がないためです。

会社には労働者の就業時間外の行動を制限する権利はありません。就業後に買い物に行くのも、休日に友達と遊ぶのも自由です。

ただし、就業規則の「副業禁止」を無視して勝手にアルバイトや副業をすることはリスクが伴います。

休業中にアルバイトや副業をする上で注意すべき点は次の通りです。

「副業禁止」を無視するのはリスクがある!伝えておくことが安心安全

アルバイトや副業を行う際は、事前に会社の上司に伝えておくことが安心で安全です。

なぜなら、就業規則を完全無視することで、法的拘束力がなくても会社とのトラブルになることがあるためです。

例えば、会社の業務が再開したときに、「アルバイトが入っていて出社できない」となりますと、本業に支障をきたすことになります。

本業に支障をきたすことで「懲戒処分」を受ける可能性もあるので、アルバイトや副業をする際は事前に申告しておくのが良いでしょう。

また、通常は就業規則で「副業禁止」を定めていたとしても、休業中はアルバイトや副業を認めている会社もあります。

「副業禁止」に厳しい会社でも、休業中の間のみ副業ができるように交渉するのも一つの手です。

同業他社は避けよう!会社に損害を与えたとみなされることもある

同業・競合他社でアルバイトをするのは、「会社に損害を与えられた」とみなされることがあります。

本来は働く業界や職種に制限はありませんが、「競合している会社の利益に貢献したことによって間接的に本業の会社に損害を与えた」と判断された事例があるためです。

例えば、輸入商社が本業で、休業期間中に会社のノウハウを使って同じ輸入の商売を始めたとすると、訴訟された場合に「労働契約上の競業避止義務に反している」と判断される場合もあります。

アルバイトや副業を行う際に、同業・競合他社は避けた方が良いでしょう。

年間で20万円を超える場合は確定申告が必要

副業による所得金額が20万円を超える場合は、確定申告が必要になります。

例えば、アルバイトの収入が20万円以上ある場合は、本業の給与額と合わせて税務署に申告します。課税対象となるのは、アルバイトと本業の収入を合わせた金額から給与所得控除を差し引いた金額になります。

アルバイトの給与や副業で得た利益など、収入の種類によって確定申告のやり方が異なる場合がありますので注意が必要です。

休業中にアルバイト・副業をして得た収入が20万円以上の場合は、課税対象となりますので必ず確定申告をしましょう。

自分のスキルを活かして稼ぐ!クラウドソーシングを利用しよう

休業中でもアルバイトや副業ができることがわかりましたが、どのような仕事をしようか迷う方もいるでしょう。

そのような方に最初にオススメするのが、クラウドソーシングを利用することです。

クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人に仕事を依頼できるサービスです。日本には「ランサーズ」や「クラウドワークス」などの日本トップクラスと言われるクラウドソーシングサイトがあります。

クラウドソーシングの利用をオススメする理由は、時間と場所を選ばずに自分のスキルを活かせて働くことができるからです。

もし、急に本業が再開することになったとしても、時間を選べるという面で融通をきかせることができるでしょう。

休業中に副業を検討中の方は、クラウドソーシングを利用するのも選択の一つです。

利用するメリットと注意点は次の通りです。

高収入も目指せる!クラウドソーシングで仕事をするメリット

クラウドソーシングサイトを利用して仕事をするメリットは次の通りです。

  • 働く時間を自分で決めることができて、休業期間が終わっても融通がきく
  • プログラミングなどの専門知識があれば副業でも高収入を目指せる
  • 在宅で完結するので会社に出社する必要はない
  • 基本はサイト上のメッセージでやり取りするので安全で手間がかからない

働く時間や量を自分で決めることができるので、急に会社の業務が再開したとしても融通を利かせられるのが大きなメリットです。

コピペだけで30万円!?悪質案件にも注意

未経験で全くスキルがない方が応募できる案件は、平均的に報酬額が低いことが多いです。

しかし、中には「未経験スキルなしでコピペだけで月30万円」という内容の怪しい案件があるので注意してください。

実際に応募すると、不採用通知とともに怪しいLINEアカウントのURLが送られてくることもあります。

クラウドソーシングサイトでは、サイト以外でメッセージをやり取りすることは禁止していますので、LINEに誘導されても絶対に登録しないでください。

運営側も悪質な案件やメッセージを削除するよう取り組んではいますが、利用者側としても怪しい案件には注意することが必要です。

ハンドメイドや不用品を販売!フリマアプリを利用しよう

フリマアプリを利用して、ハンドメイド品や家にある不用品を販売するのもオススメです。

フリマアプリをオススメする理由は、簡単に出品できて即金性が高いところです。

オススメのフリマアプリは次の通りです。

  • 圧倒的ユーザー数を誇る「メルカリ」
  • 手数料が安い楽天が運営する「ラクマ」
  • オークションで有名な「ヤフオク」のフリマ
  • ハンドメイド専門の「minne」

アクセサリーやバッグなどを手作り生産して販売することで、継続的な収入を目指すことも可能です。

服などの不用品をたくさん持っていたり、ハンドメイドのスキルがあるならぜひフリマアプリを利用しましょう。

フリマアプリを利用するメリットは次の通りです。

販売はスマホ1台で完結!フリマアプリのメリット

フリマアプリは、販売から取引完了までスマホ1台で全て完結するので、手間がかかりません。

フリマアプリを利用するメリットは次の通りです。

  • 即金性がある
  • スマホ1台で簡単に出品できる
  • 捨てるような物でも売れることがある
  • 取引上のトラブルは運営会社が間に入ってくれるので安心
  • 匿名配送で個人情報を公開せずに発送できる

クラウドソーシングと同様に時間の融通も利くので、本業の急な業務再開にも支障をきたすことなく稼ぐことができます。

悪質ユーザーに注意!フリマアプリを利用する上での注意点

フリマアプリは無料で手軽に利用することができますが、悪質なユーザーが多いことに注意してください。

例えば、悪質な行為は次のようなことです

  • 取引メッセージの言葉遣いが悪い
  • コンビニ払いを選択して支払いしない
  • 極端な値下げを要求してくる
  • 商品説明を読まずに購入して後からクレームがくる

悪質なユーザーばかりではありませんが、一部マナーが守れていないユーザーがいるのは事実です。

しかし、利用規約に反した悪質な行為を見つけたときは、運営会社に問い合わせることでしっかり対応してくれるので安心です。

フリマアプリを利用する際は、悪質なユーザーがいることを頭に入れておきましょう。

日雇い・単発の仕事もあり!短期バイトで稼ごう

スキルに自信がないという方は、スキルがいらない短期バイトで稼ぐのも選択の一つです。

  • 在宅で行えることもあるデータ入力
  • 働く時間が選びやすいコールセンター
  • 土日祝日で稼ぎたいならイベントスタッフ

短期バイトは基本的に勤務期間3ヶ月以内の求人が多く、中には日雇いや単発で高収入が得られる求人もあります。

もし、クラウドソーシングやフリマで稼ぐのは難しいと感じる方は、短期バイトに応募することも一つの手です。

短期バイトのメリットは次の通りです。

比較的採用されやすい!短期バイトのメリット

短期バイトのメリットは次の通りです。

  • 特別なスキルがいらない内容が多いので採用されやすい
  • 日払い制度がある会社なら早くに給与を受け取れる
  • 年齢問わず働ける

特別なスキルを必要とせず、即金性があるのでオススメです。

スキルが身に付きにくい!短期バイトの注意点

短期バイトは特別なスキルを必要としないので、採用されやすく確実に収入を得ることができます。

ただし、短期バイトではスキルが身に付きにくく、やりがいを感じることは難しいでしょう。

また、バイト中に意気投合したとしても、短期間のバイトなので一時的な人間関係にしかならないことはよくあることです。

「休業中の収入を確保するため」と目的意識をしっかり持って働きましょう。

就業規則に注意することで休業中にバイトや副業をすることは可能

「副業禁止」は法的に定められていないので、休業中にバイトや副業をしても問題ありません。

ただし、会社とトラブルにならないように、本業の会社の上司に事前に伝えておくことが必要です。

また、同業・競合他社の会社で働くことは避けてください。「会社に損害を与えられた」と判断されて、裁判に繋がるケースもあります。

バイトや副業をしても良いということがわかったとしても、「どのような仕事をすれば良いか迷う」という方もいるでしょう。

そのような方にオススメするのが、「クラウドソーシング」「フリマアプリ」を利用することです。

時間の融通が利くので、急な業務再開にも合わせることができるからです。

また、副業でもスキルによっては高収入を得ることができます。

スキルに自信がない方は、特別なスキルがいらない「短期バイト」がオススメです。

休業中で収入に不安がある方も、早く確実に収入を得ることができるからです。

副業が問題ないとしても、業務が再開されるのがいつになるのかはわかりません。

休業中でも本業に支障のないよう十分に配慮し、いつ出勤を命じられても対応できるような働き方をしましょう。