専業主婦であれば、基本的に自分の収入はありません。そのため、配偶者の収入のみでやりくりしなければなりませんよね。
しかし、日々生活していく中でどうしてもお金が足りないと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。もっとうまくやりくりして、お金がないという状態を抜け出したいと感じている方も多いでしょう。
この記事では、節約や貯金、その他お金が足りない時の対処法など、苦しい現状を抜け出すための情報をご紹介します。
専業主婦の場合、自分自身に収入がないので当然好きに使えるお金はあまりないでしょう。
しかし、「お金がない」という状態はとても苦しいものです。
そこで、なぜ今お金がない状態なのかさまざまな原因と理由を見ていき、改善策はないか考えていくことが大切です。
妊娠、子育てや介護など、どうしても働けない事情がある方もいらっしゃると思います。
自分自身の体調に問題があったり、家にいなければいけない状況の方は働きたくても働けないですよね。
もし、そんな状況でもパートナーの収入が少なくて苦しいというのであれば、家でできる仕事をやってみるのも一つの手段です。
大きく稼ぐことは難しいかもしれませんが、家計の足しにはなるのではないでしょうか。
お金を管理したり、うまくやりくりして家庭を運営していくことがそもそも苦手、という人もいるでしょう。
その場合は、可能であればパートナーにお金の管理をしてもらうことも考えてみてはいかがでしょうか。
パートナーが忙しい、もしくはパートナーも家計管理が苦手というのであれば、月々の予算を決めて、その金額からはみ出さないように管理してみてもいいでしょう。
予算オーバーになってしまった場合は、何に使っているのかを見るために家計簿をつけてみましょう。
ママ友や、周りの友人と生活水準を合わせようとしてしまうと苦しくなります。
人の家計、経済状況と自分の経済状況は当然違うので、無理に周りの価値観に合わせる必要はありません。
ランチが高いなと思えば、素直に経済状況が厳しいことを打ち明け、家でランチをするとか、お茶だけにするなどの対策を取ることが大切です。
中には「働きたくないから専業主婦になった」という人もいるかもしれません。
しかし、専業主婦になって「お金がない」と感じているのであれば、何かしら収入を増やす手段を考えなければなりません。
「働きたくない」と思っているなら、なぜ働きたくないのかを一度考えてみる必要があります。
人間関係が苦手なのであれば、一人でできるような仕事もありますし、外に出たくないというのであれば在宅でできる仕事もあります。
それもちょっと…というならば、生活水準を下げ、極力お金を使わないような生活をしていくしかありません。
賃貸であれば、もっと家賃の安い物件に引っ越す、ちょっとした野菜は自分で育てるなどです。
お金がない専業主婦は、家計を見直して節約していくことが必要です。
無駄な買い物はしていないかどうかを見直し、月々にかかっているお金を把握して、なるべくランニングコストを下げていきましょう。
「お金がない」と感じている専業主婦の方は、とにかく家計を洗い出し、支出を把握することが大切です。
余裕がないということは、どこかで使い過ぎている可能性があるため、一度使ったお金を細かく出してみましょう。
食材を必要以上に買い過ぎていないか、使っていないのに月額で支払っているものはないか、外食が多くないかなど、見直す点はいろいろ出てくるのではないでしょうか。
すぐに節約できて、ある程度の効果が見込めるものといえば食費ではないでしょうか。
食費を抑える方法としては、以下の方法が挙げられます。
まず、外食や、お弁当を買ってきて食べるなどすると食費は当然高くつきます。
外食はたまの娯楽として抑え、日々の食事は自炊を心がけましょう。
また、休日のお出かけには、お弁当を持って公園などに行って食べるのも楽しいものです。お天気のいい日はぜひやってみてはいかがでしょうか。
ついついおやつを食べてしまうという方は、おやつをやめることも節約につながります。
買う時は数百円だからと手を伸ばしてしまうかもしれませんが、それが積もれば数千円、年間で計算するとけっこう大きな額になっていたということもあり得ます。
おやつをやめるか、控えるかすれば節約にもなりますし、ダイエットにもなりますね。
スーパーでは、閉店時間近くなると割引や半額セールを行っていますので、その時間を狙って買いに行くのも節約になります。
家から離れられない事情があったり、毎日買い物に行けないという方は、一週間の食事をだいたい決めて、買い物は週一回にしてみてはいかがでしょうか。
週一回の買い物であれば、「今日は疲れているから」と予定になかった惣菜やお弁当を買ったり、スーパーなどで衝動買いしてしまう事態を避けることができます。
買い出しに行くのが難しい場合はネットスーパーや、食材や日用品の宅配サービスを利用しましょう。
スマートフォンについても、大手キャリアのものを使っている方は多いのではないでしょうか。
毎月1万円前後支払っているのであれば、格安スマホに変えるだけで数千円の節約になります。
格安スマホであってもLINEやメールはできますし、アプリの使用も問題ありません。
「お金がない」と感じている専業主婦の方は格安スマホを検討してみてはいかがでしょうか。
娯楽や交際費はどうしてもお金がかかってきてしまうかと思います。
毎週のようにママ友や友達とランチ、飲みなどに行っていては当然お金は無くなってしまいます。
誘いが多い場合は、3回に一回行くなど調整することが大切です。
なるべくお金がかからないように工夫してお付き合いしていきましょう。
これまで節約についてお話してきましたが、節約だけでは苦しい、という場合は収入を増やすことを視野に入れていきましょう。
少しでも収入を増やし、節約と同時にやっていけば今よりも余裕が出てくるはずです。
継続的な収入ではありませんが、手っ取り早い方法として、売れそうなものをブックオフやメルカリなどで売るというのも手段です。
家の中を徹底的に整理して、使ってないものや、もう使わないけど捨てるのがもったいなくてとってあるものがあれば、思い切って売りに出してみてはいかがでしょうか。
意外といい値段で売れるかもしれません。
モノが少なくなれば、自然と物欲も減ってくるという意見もあります。
モノが減り、家の中が綺麗になれば運も上昇していくので、お金がなくて困っている状況が改善されるかもしれませんね。
インターネットを使ってできる仕事や、お小遣い稼ぎも今の時代はたくさんあります。
クラウドソーシングサイトなどでは、在宅でできる仕事がたくさん掲載されていますし、ポイントサイトもうまく使えばある程度お金にすることができます。
もし手芸や工作、写真など、何か自分の得意なものがあれば、それを売ることができるアプリもありますので、そういったサービスを利用してお金を増やしていく方法もおすすめです。
普段、現金で買い物をしているのであれば、支払いをクレジットカードやデビットカードに変えることで、普段の買い物からポイントが得られます。
支払いをカード払いにすれば、カードの明細が家計簿代わりになりますし、ポイントも貯まっていくので、貯まったポイントで欲しかったものを買うこともできます。
デビットカードなら、使った時に銀行から引き落とされる仕組みなので使い過ぎる心配はありません。後払いのクレジットカードだとわかりにくくて嫌だという方は、デビットカードがおすすめです。
お金がなくて全然貯金できない!という方も多いかと思います。
貯金ができなければ、将来パートナーの収入が減ったり、働けなくなった時にとても大変な思いをしてしまいます。
そうでなくても、いつ急な出費があるかわかりませんので、ある程度の貯金は確保しておきたいところです。
では、お金がない専業主婦がどうやったら貯金していくことができるのでしょうか。いくつかの方法を見ていきましょう。
まず、生活費をもらったらその時点でいくらか天引き貯金します。
数千円でも、無理のない範囲で天引きしましょう。
「残ったら貯金」などは絶対にやってはいけません。ほとんどの人は、お金があると思えば使ってしまうものです。
逆に、最初にいくらか引いておけば、残った額でやりくりしようとしますので、少しずつでも貯金は貯まっていきます。
貯金用に引いたお金を家に置いておくと使ってしまう可能性が高いので、必ず貯蓄用の銀行口座に入れておくようにしましょう。
口座に入れておくことで、そのお金を使うためにはわざわざ引き出さなければいけないため、つい使ってしまうという可能性は低くなります。
始めやすい貯金方法として、500円玉貯金がおすすめです。
お財布に500円玉があればそれを貯金していきます。
貯金箱でもいいですし、ゆうちょ銀行のATMでは小銭を入れられるものもありますので、500円玉を発見したら、ATMから入金するのもいいでしょう。
ただ、あまり貯めすぎてからATMを使うと、小銭を入金している時間が長くなり、他の人の迷惑になってしまうので控えましょう。
家の貯金箱などにたくさん貯めた場合は、銀行の窓口で入金する方法がおすすめです。
そのためには窓口のある銀行に口座を作る必要がありますが、貯めたお金を持っていって「入金お願いします」と言えば、ほとんどの銀行では対応してくれます。
もっと効率よく資産を増やしたい、という場合は、投資信託を利用してみるのも良いでしょう。
投資信託というのは、投資家から集めたお金をプロの人が運用してくれるというものです。
信託手数料がかかってしまいますが、ネット証券であれば実店舗がない分、手数料を抑えられる場合があります。
株などを自分で運用するには、勉強も必要でリスクも高いと感じる方は、まずは投資信託からチャレンジしていくことがおすすめです。
もちろん、投資信託も闇雲にやるのは危険ですが、投資信託についての本などを読み、勉強しながら積み立てていくことが大切です。
出費の予定があるのに専業主婦のためにお金がない、という場合は、一時的にお金を借りてしまうのもありです。
しかし、カードローンは収入がなければ利用できないのでは?と思われる方も多いでしょう。
確かに基本的にカードローンというのは安定した収入が必要ですが、銀行カードローンなどはパートナーの収入があれば専業主婦でも安定した収入があると判断し、融資してくれるところもあるのです。
このように、専業主婦でもお金を借りることができるカードローンもありますので、急な出費などの場合はキャッシングサービスも上手に利用していきましょう。
多くの銀行は専業主婦への貸し付けに対応していますが、特にネット銀行は専業主婦への貸し付けを前向きに行っているところが多いのです。
銀行カードローン | 専業主婦(夫)申し込み | 金利 |
---|---|---|
ジャパンネット銀行カードローン | 配偶者に安定した収入があれば可 | 2.5%〜18.0% |
イオン銀行カードローン | 配偶者に安定した収入があれば可 | 3.8%〜13.8% |
セブン銀行カードローン | 配偶者に安定した収入があれば可 | 15% |
場合によってはパートナーに知られずにお金を借りたいということもあるでしょう。
パートナーにバレてしまうのではないかと不安に思っている方もいると思いますが、基本的にバレることはありません。
銀行カードローンは「本人名義」で融資できる為です。
そして、本人名義の借り入れなので、パートナーに在籍確認が行くこともありません。
ではどうやってパートナーの収入を確認するのかというと、専業主婦の融資では、パートナーの年収は自己申告制となっているのです。
銀行側は申告内容が本当であるかどうかの確認は基本的に行っていないとのことですが、噓の申告をしてバレてしまった時には契約解除や一括返済を求められることがあるので、くれぐれも噓の申告をしないように注意しましょう。
お金がない専業主婦の方は、まずは家計を見直して無駄がないかチェックしましょう。
節約できるところは節約し、場合によっては収入を増やすことを考えるのも必要かもしれません。
インターネットでは、在宅でできる仕事や得意を売るサービスなど色々な副業があります。
少しでも収入を増やすことができれば、苦しい状態から抜け出せるかもしれませんし、始めてみた仕事で本格的に稼げるようになるかもしれません。
もし、急な出費などでお金が足りなくなった場合は、専業主婦でも借りられるカードローンのサービスを利用してみましょう。
自己収入のない専業主婦はなかなか自由に使えるお金をつくることが難しいと思いますが、日々のお金の流れを把握して、できる限りの貯金をしていくことが大切です。