最近ではパソコンだけでなく、スマホからでも動画が見られるようになりました。特に動画サイトのYoutube(ユーチューブ)は、全国でも非常に有名です。
Youtuber(ユーチューバー)という職業ができるくらい、動画で稼げるようになっている時代と言えます。
動画投稿は、やり方さえ理解できれば、個人でも稼げる可能性が十分にあります。
ここではYoutubeで収益が出る仕組み、その人の傾向ごとの動画投稿のジャンル、注意点など、Youtubeで稼ぐための方法を紹介していきます。
動画を投稿するだけなのに収益があるというのは、仕組みが分かっていないと不思議に思うかもしれません。
収益を発生させるためには、動画に挿入される広告収入、商品を紹介するタイアップ動画、いわゆる「投げ銭」をリアルタイムでもらうスーパーチャットなどの方法があります。
他にも、ユーチューブの動画投稿に特化した会社に所属するという方法もありますが、ここでは個人でできる方法を紹介します。
Youtubeで動画を視聴している人なら、何かしらの広告を見た事があるかもしれません。
動画を投稿する時には、広告を入れるかどうかを選択する事ができます。
つまり、広告をつけることで、広告料が入るという仕組みなのです。
当然ながら、再生数が多ければ多いほど、広告料が多く得られます。
広告は、大きく分けて以下の3種類に分けられます。
決められた秒数の広告を見る、実際にクリックをするなど、条件を満たして始めて広告収入をもらう事ができます。
収益化の条件については、日々更新されています。動画投稿の前に、チェックをしておきましょう。
動画に広告を挿入するのではなく、商品をPRすることで、企業から報酬をもらうという方法もあります。
これはタイアップ動画、企業案件などと呼ばれており、スポンサーがいることが前提となります。
直接依頼がくる事もありますし、仲介している広告代理店から声が掛かる事もあります。物によっては、商品(サービス)を無料でもらえる代わりに、報酬はなしというパターンもあるそうです。
報酬がもらえるからと言って、自分の動画のコンセプトと違う物や、自分が嫌いな物を紹介するのは、オススメできません。
自分に合っている案件かどうか、十分に考えてから引き受ける事が大切です。
広告とは違い、直接視聴者からお金がもらえる機能になります。スーパーチャットは投げ銭とも呼ばれている機能で、主に生配信をしている時に使われています。
動画の再生回数は関係なく、もらった金額の7割ほどが収益になります。
視聴者は、楽しませてくれるコンテンツにはお金を払いたいと思っています。
送ったスーパーチャットは、配信者にリアルタイムで通知されます。そのため、配信中にお礼を言ってくれる配信者も少なくありません。
人によっては、1度の放送だけで20万円を稼いだという配信者もいるそうです。
お金を払いたい人、受け取りたい人、それぞれが満足できる機能になっています。
ただし、そもそも見てくれる人がいなければ意味がありません。生配信は、ある程度の視聴者を増やしてからが安心です。
広告収入やスポンサーは関係なく、自分で売りたい物をPRする方法です。
売りたい商品やサービスがある場合や、アフィリエイトなどに誘導をしたい場合に効果があります。
例えば自分のブログに誘導する事ができますし、ラインスタンプを紹介する人もいるようです。
もし配信者に人気があれば、それだけで物を買ってくれるという事もあるでしょう。非常に良い宣伝になります。
他の業者を挟んでいないために仲介料も発生しませんし、失敗したとしても大した痛手はありません。
売りたい物が明確な時には、紹介の仕方を工夫して、ぜひ挑戦してみましょう。
さまざまな工夫をしたとしても、絶対に収入につながるわけではありません。
良いコンテンツであってもタイミングが悪ければ再生数が伸びませんし、他の競合する動画投稿者のレベルにもよります。
では、他の動画投稿者は実際いくら稼いでいるのかというと、それも明確になっていません。
という事が理由です。
はじめから収益ばかり気にしていると、肝心の再生数の伸びが悪くなってしまいます。
自分のペースで続けていきましょう。
動画を投稿したいけどジャンルに迷うという時、何か自分に強みはないかを考えてみましょう。
人前でしゃべる事が得意、歌う事が得意、体を張った企画に挑戦できる、何かしらの専門知識があるなど、何でも構いません。
特に顔を出して何かの企画に挑戦できる場合には、Youtuberとして人気になれる可能性もあります。
音楽関係のジャンルは、時代を問わず興味を持たれるジャンルです。
特に楽器演奏などはできる人が限られますので、それだけでも視聴者を集める事ができます。
ただし、どんなジャンルで、どんな人に観てもらいたいかのターゲットを絞りましょう。
よほど腕に自信がない限りは、素人のレベルです。素人が行っても聞いてみたい・面白いと思わせるためにはどうしたらいいのか、よく考えましょう。
音楽に関しては権利の関係で許可していないものもあります。問題ないものかどうか、事前に調べてから行いましょう。
個人が作っている楽曲に関しては、許可をしている人も多いようです。上手くいけば宣伝をしてくれる可能性もありますので、挑戦してみましょう。
昔からある動画のジャンルとして、ゲームの実況があります。
言ってしまえばゲームをやりながら喋るだけですが、人が楽しそうにゲームをやっている姿を見るのが好きという人も多く、根強い人気があります。
腕に自信のあるゲーム、楽しく遊べるゲーム、そもそもゲーム自体が面白いというものなど、ジャンルはさまざまです。
複数人でやっている事も多く、ゲーム好きの友だちがいるなら一緒にやっても楽しいかもしれません。
自分も楽しみながら動画にできる、趣味と両立できるジャンルと言えます。
ただし、他の動画投稿者も多いジャンルで、何かに特化していないとすぐに埋もれていまいます。
中には動画投稿を禁止しているゲームもあるので、権利関係には気を配りましょう。
お菓子を何百個買ってみた、飲食店のメニューを全部食べてみた、巨大なプリンを作ってみたなど、「~してみた」というタイトルは興味をそそられます。
普段やらないような事を動画で見せてくれるジャンルは、チャレンジ動画と呼ばれています。
現在人気のYoutuber、インフルエンサーが多いのもこのジャンルですので、見た事がある人も多いかもしれません。
無名の人であっても一本の動画から爆発的にヒットするという事も珍しくありません。
企画が面白ければ、視聴を伸ばす事は可能です。どんな人でも挑戦できるジャンルと言えるでしょう。
一方で、再生数を伸ばすために過激な事をする人たちもいます。倫理的に問題はないか、誰かに迷惑をかけていないかなど、内容はきちんと確認してから撮影を行いましょう。
判断に迷ったら、動画投稿前に、身近な人に見せる事をオススメします。
他の人はどうしているんだろう?と気になるような事があって、何となく動画で検索してしまう事はないでしょうか。
例えば化粧や料理の仕方、他にも趣味があれば他の人のやり方が気になる事もあるでしょう。
もちろんプロ級の腕がなくても構いません。むしろ少し得意というレベルの方が、親近感を持ってもらえる場合もあります。
あくまでスキルで特化しているわけではないので、他の人とどう差をつけるかがポイントになってきます。
動画自体が少なく競合が少ないもの、自分のやり方がオンリーワンで珍しいというものなどを選びましょう。
自分の好きな事をそのまま動画にできますし、物によってはスポンサーに声を掛けてもらえる可能性もあります。
専門知識のある人が、専門のことを教えてくれるというのは、普通であればお金のかかることです。
しかしYoutubeの利用は無料です。自分のためになる上にお得なので、教育関係の動画の伸びも良いと言われています。
ホワイトボードを用意して講義形式で行う人もいますし、パワーポイントなどソフトを使って進める人もいます。
特別に準備が大変という事もありませんので、人に説明するのが得意という場合には、オススメのジャンルです。
ただし、間違った知識を教えては問題になってしまいます。内容は、充分確認してからにしましょう。
動画を作りたいけれど喋るのが苦手、という場合でも、動画を投稿する方法はあります。
普段から動画を観ている人なら分かるかもしれませんが、意外に人が喋っていない動画も多く存在します。
ここでは、何かしらの製作技術がある人向けの方法を紹介します。
音楽を作る技術がある人は、動画として投稿してみる事もオススメです。
Youtubeは、どんな人でもチャンスのある場です。動画投稿から人気が出て、そこからプロデビューをした人もいるほどです。
作った曲は、自分が歌えるなら歌っても良いですし、ボーカロイド(音声合成技術)を使って、歌わせるというのもひとつの手です。
作った曲を使わせて欲しいという人も現れるかもしれません。さらに動画の宣伝にもなりますし、再生数を伸ばすチャンスです。
楽曲制作は、そもそもできる人が少ないジャンルです。可能であれば、ぜひ挑戦してみましょう。
イラストなどの静止画にナレーションが入り、紙芝居のように進んでいくアニメ風の動画です。
テーマは視聴者がスカッとするような話や、あるあると頷ける話、時事ネタを分かりやすく解説する話など、さまざまです。
数分程度でテンポ良く進んでいくものがほとんどで、Youtubeの広告などでも見たことがあるかもしれません。
隙間時間に軽く観られるという事から、人気のあるジャンルです。
また、サムネイル(動画のタイトル画像)やタイトルは興味をもたせるものが多く、ついクリックしてしまうという事も多いようです。
当然ながら、アニメーションにする技術や、イラスト、場合によってはナレーションが必要になります。
自分ができない部分だけを外注にして、動画を製作している人も多いようです。
個人ではなく会社規模で動画投稿をしているチャンネルも数多くあるため、勝ち抜くには何かしらのアイデアが必要になるでしょう。
人が何かを作っているところを見るのは、楽しいものです。
日曜大工をする、お菓子を作る、などはもちろん、絵を描くところなどの作業の動画も人気です。
何かしら人に見せられる技術がある時には、撮影をしてみても良いでしょう。
あまり人が作らないような物であれば、さらに再生数が見込めます。特にできる事がないという時には、人が作った事のないものに挑戦するという方法も可能です。
ただし、再生数を狙って過激な物や、危険な物を作る事だけは絶対にやめましょう。
動画で喋りたくないし、だからといって特別な技術も持っていない…という人もいるかもしれません。
しかし、動画自体に価値がある内容であれば、特別な事をしなくても動画投稿ができます。
特に偶然の瞬間をとらえた動画は、再生数が伸びやすい傾向にあります。
人に迷惑をかけない範囲で、挑戦してみましょう。
現代は、一人一台スマホを持ち歩いている時代です。動画撮影も簡単になったため、驚きの瞬間を撮影できた人もいるかもしれません。
自然現象など偶然起こったような出来事は、動画として注目されやすいジャンルです。
自分が何かを喋ったり、特別な編集を加えなくとも、動画だけで価値あるものとして視聴されます。
ただし、あまりにも珍しいものの場合、転載をされてしまう可能性もあります。
可能であればクレジットを表記するなどをして、撮影者が分かるようにしておきましょう。
テレビでも動物番組が放送されているほど、今も昔も変わらず、動物を扱うジャンルは人気です。
Youtubeでも同じく、動物が撮影されているジャンルは、それだけでも動画として成立します。
犬や猫、ハムスターなどはもちろん、特に珍しい動物であれば、興味を持ってくれる人も多いでしょう。さらに面白い、可愛い瞬間を撮影する事ができれば、爆発的に動画が人気になる事もあります。
視聴者が多い一方で、動画も数多く投稿されています。何かしらの差別化ができるよう工夫が必要です。
SNSやブログなどと連動することでペットを覚えてもらえますし、さらに視聴の伸びが狙えます。
自分のペットの記録をするついでに、動画投稿できる事が魅力です。
どこかに移動をしている、景色が移り変わっていく動画は、観ているだけでも出かけた気分になってワクワクします。
車やバイクの車載動画も、そのひとつです。一緒に出かけているような気持ちになれると、根強いファンがいるジャンルと言えます。
普段行かないような場所はもちろん、どこかの町であっても知らない場所というだけで何だか楽しい気分になります。
移動のついでに撮影をするだけですし、物によってはドライブレコーダーとして使っているものをそのまま使う事も可能です。
ただ移動をするだけなので、初期費用も掛からず、負担もなく撮影できます。
ただし、他のジャンルと比べるとどうしても再生数を伸ばしづらい傾向にあるので、焦らず続けていきましょう。
動画を投稿していると、思いがけず炎上してしまった…という事も珍しくありません。
炎上は、何かしらの問題行動や発言によって、批判が殺到してしまう状態を指します。
炎上を狙って動画投稿をするのはもちろん良くないですし、その気がないのに批判をされてしまうのは非常に残念です。
問題にならないように、動画投稿をする時の注意するポイントを紹介します。
ゲームの実況や、歌の投稿をした時に問題になりやすい部分です。
動画の削除をされるだけなら良いですが、もっと大きな問題になる事も考えられます。
また、何かBGMをつけようと適当な音源を持ってきてしまって、著作権に触れてしまうという事も多いそうです。
音楽などを使用するときには、動画投稿が可能であるのか、しっかりチェックしましょう。
動画投稿が可能であっても、収益化や音の加工を禁止しているなど、細かく定めているところもあります。
利用規約をきちんと読んで、問題にならないようにしましょう。
自信がない場合には、制作者にメールなどで問い合わせをすれば安心です。
動画を撮影していると、周りへの注意がおろそかになりがちです。
通行人を撮影してしまい、そのまま動画投稿をしてしまった…という事も多いようです。
しかし、通行人であっても肖像権はあります。肖像権は、基本的に「個人が特定できないレベル」でなければいけません。
後ろ姿や、遠くに小さく映っている程度なら問題ないですが、顔が出ている場合にはモザイクをかけるなどの措置が必要です。
厳密には肖像権侵害にあたらないパターンも多いですが、問題になる可能性がある場合には未然に防げるようにしておきましょう。
基本的に、許可のない人の動画撮影は禁止です。
Youtubeには、高評価と低評価のいずれかをつけられる欄があります。時には低評価を押されてしまう事もあるでしょう。
また、実際にコメントで心無い事を言う人や、批判的な人も少なくありません。
動画を公開するという事は、それらのマイナスな人たちの意見を受ける覚悟をしなければなりません。
批判があるのは当たり前と思っておきましょう。ひとつふたつの批判意見で、傷ついてしまって動画投稿を止めてしまうのはもったいないです。
人によっては、ただ批判をしたいだけの迷惑な人もいます。ひどい場合には、Youtube側に通報するなどをして対処しましょう。
ただし、あまりに批判が多い場合には、動画自体に問題がある場合も多いです。意見に偏りがある時には、自分の方を見直してみるのも良いかもしれません。
人は、何かしらの刺激があるものを求める傾向にあります。
それは動画でも同じで、問題があって動画が炎上している時、再生回数が跳ね上がります。もちろん悪い意味で、注目をされてしまうのです。
人によっては再生数を狙って、わざと過激な事をして炎上させる人もいますが、これは絶対にやめましょう。
そもそも倫理的に問題がありますし、炎上目的・侮辱的な動画に関しては、Youtube側も広告を付けられない措置などをしているそうです。
迷惑な動画投稿者に対応しようと、Youtubeも規約の変更などを繰り返しています。
悪い再生数を稼いでも何も意味もありません。動画投稿は正しい方法で、コツコツ続けていきましょう。
動画投稿は、半分趣味としても楽しむ事ができます。
Youtubeに投稿してみたいと思った時は、以下のポイントを押さえておきましょう。
人に迷惑をかけずに、楽しく動画投稿をしていく事が大切です。