お金を借りる!金利の安い金融機関といえばどこがおすすめ?

お金を借りたいけど、どうせ借りるなら金利の安いところで借りたい…というのは誰もが思っていることではないでしょうか?

利息は、お金を借りる際には必ず付いてしまうものですから、なるべく低金利のところを選んでお得に借りたいですよね。

そこで今回の記事では、金利が安くお金を借りるのにおすすめできる金融機関はどこなのか?ということについて紹介していきます。

金利が安い、というとやはり銀行系がおすすめなのですが、消費者金融が良いという方もいらっしゃると思うので、そこにも少し触れて紹介していきましょう。

金利が低いのはやはり銀行系だけど消費者金融で低金利の所は?

金利が安い、というとやはり銀行系のカードローンが低金利でおすすめと言えます。銀行系のカードローンには、以下のような商品が挙げられます。金利も合わせて紹介しましょう。

銀行名 金利・借り入れ可能額
りそな銀行カードローン 年3.5%〜13.5%・10万円~800万円
三菱UFJ銀行カードローン 年1.8%~14.6%・10万円~500万円
三井住友銀行カードローン 年4.0%~14.5%・10万円~800万円
みずほ銀行カードローン 年2.0%~14.0%・10万円~800万円
イオン銀行カードローン 年3.8%~13.8%・10万円~800万円
楽天銀行カードローン 年1.9%~14.5%・10万円~800万円

イオン銀行や楽天銀行などのインターネットバンキングでも、銀行系なら下限金利は1%台から、と大変低金利です。

新規で申し込みをした際に適用されることの多い上限金利も14%台と、18%台の多い消費者金融と比べると4%もの違いがあります。

ですので、単に「安い金利ならどこでも良い!」というなら銀行系のカードローンが断然おすすめです。その他、銀行系のカードローンには、以下のようなメリットもあります。

  • ATMは無料で利用できる場合が多い
  • 日頃から利用している銀行を選ぶと審査に通りやすい

お金を借りるのに、インターネットバンキングを利用する方も多いと思いますが、外出先などで急に必要になってATMで借り入れ、という方もいらっしゃると思います。

ATM手数料は、金融機関によっては200円以上かかることもありますが、ATMを利用する度に100円〜200円かかってしまうと、手数料が気になって利用しづらいですよね。

銀行系のカードローンは、コンビニATMを利用しても無料であることがほとんどです。手数料を気にせず利用できるのは気軽に使えて安心ですね。

また、申し込むなら日頃から利用している銀行を選ぶと、審査にも通りやすくなるというメリットがあります。付き合いの長い銀行があるなら、そちらでカードローンを申し込んでみると良いでしょう。

以上のように、様々なメリットのある銀行系のカードローンですが、デメリットも挙げておきましょう。銀行系カードローンのデメリットには以下のようなことが挙げられます。

  • 即日融資が不可能
  • 審査が厳しい場合がある
  • 融資に時間がかかることがある
  • 無利息期間などのキャンペーンはない

銀行のカードローンは2018年から審査が厳しくなり、審査の際は「申し込む方が反社会勢力(暴力団など)と関わりがないか」などを慎重に調べるようになりました。

この際、警察のデータベースに問い合わせるなどの手間が増えたため、どうしても即日の融資ができなくなりました。

「今日中に借りたいのに!」という急ぎの方は銀行では無理なので、消費者金融系のカードローンを利用する、もしくはあらかじめ時間に余裕を持って申し込みをするようにしましょう。

次のデメリットとしては、銀行のカードローンは低金利で借り入れ最大額も大きいため、審査が厳しいことがあるという点です。この厳しい審査に通過するためには、以下のようなことに注意して申し込みを行いましょう。

  • 一度に複数の銀行に申し込まない
  • 利用していないカードローンは解約する
  • 借り入れ希望額は少なめに申し込む
  • 申し込み書類の不備のないよう注意する

一度に複数の金融機関に申し込みを行うと「申し込みブラック」という状態になってしまうことがあります。

申し込みブラックとは、一度に2〜3社の金融機関にカードローンを申し込むことで、金融機関側から「この人は、よほどお金に困っているのでは?」と怪しまれ、審査に通りづらくなってしまう状態のことです。

私たちがカードローンなどに申し込んだ情報は、CICなどの信用情報機関に登録されますが、この情報は全ての金融機関で共有されており各金融機関から確認することが可能です。

このため、もしA金融機関にカードローンを申し込むと、その情報はB金融機関でも確認することができますし、またA金融機関で、もし返済が遅延していればそのような情報もB金融機関に簡単にバレてしまいます。

それではどうすれば良いのか?というと、申し込みをする際は、できれば一社ずつ行うことです。一社申し込んで、その結果を待って次の会社に申し込むようにしましょう。

次に、利用していないカードローンは解約するようにしましょう。利用していないカードローンでも持っているだけで、その上限金額まで借りられる状態にある、とみなされてしまうからです。

例えば、30万円まで借りられるけど持っているだけで使っていない、というカードを持っていれば、銀行側は「この人がもし30万円借りてしまったら、当社への返済が滞るのではないか?」という疑いを持って審査をするため、審査に通りにくくなってしまうのです。

もしも持っているだけで利用していないカードローン、いつか利用するかもしれないけど今は使っていない、というカードローンがあるなら、申し込みの前に解約しておきましょう。

そして、借り入れ希望額は少なめに申し込んだ方が審査には通りやすくなります。銀行は総量規制の対象外ですが、多く借りられる状態にあるとそれだけ返済が難しくなる可能性が高くなるので、審査が厳しくなります。

(総量規制とは、貸金業法で決まっている「個人がキャッシングなどでお金を借りる場合は、年収の1/3までの額しか借りられない」という法律です。)

申し込みをする時は、希望借り入れ額はできるだけ少なめに、最小限の額にして申し込みましょう。とりあえず審査に通れば、借り入れ希望額の増額審査を受けることも可能です。

最後に、これはどんな金融機関の審査を受ける時にも注意すべきことですが、申し込み書類に不備のないよう注意することです。

申し込みで審査落ちになってしまう原因で意外と多いのが、書類の不備です。勤務先や年収、氏名の書き間違いなど、記入間違いや入力間違いがないか、最後に一度落ち着いて確認するようにしましょう。

…さて、銀行系のカードローンのデメリットについての紹介に戻りましょう。その他、融資に時間がかかることがあるというデメリットがあります。

銀行の融資の申し込みは土日祝日でも可能ですが、銀行ですので本部は土日祝日は営業を行なっていないこともあります。

そうなると、申し込みはできても融資自体は翌営業日になる、ということもあります。お金が必要な時に土日を挟む場合は、平日のうちに借り入れを完了するよう気を付けることが必要です。

最後に無利息期間などのキャンペーンはない、というデメリットがあります。消費者金融だと、よく「初めての方は30日間無利息キャンペーン」などを行なっていることも多いのですが、銀行ではそのようなキャンペーンはほとんど行っていません。

もしも「カードローンを初めて利用する、お試しでお得にカードローンを使ってみたい!」という方は、消費者金融で一度キャンペーンを利用して、使い方の雰囲気を掴んでみるのも良いかもしれませんね。

ちなみに金利の安い消費者金融はどこかあるの?

今日中に融資を受けたい、銀行じゃあ無理だ!そんな時に頼りになるのが「消費者金融系」のカードローンです。

金利の安い消費者金融はあるのでしょうか?代表的な消費者金融機関を金利と共に挙げてみましょう。

金融機関名 金利(実質年率)
プロミス 4.5%〜17.8%
アコム 3.0%〜18.0%
アイフル 3.0%〜18.0%
SMBCモビット 3.0%〜18.0%
レイクALSA 4.5%〜18.0%

というわけで消費者金融系のカードローンの場合、下限金利は3〜4%台であるものの、上限金利は18%台のところがほとんどです。

銀行でもそうですが、消費者金融のカードローンを新規で申し込んだ場合、だいたいの方は上限金利が適用されることがほとんどですので、やはり消費者金融の利息は安いものはありません。

それでも、即日の融資ができるのは消費者金融機関の強みですので、「金利が高くても良いから、今日中にお金が必要!」という場合は、借りすぎないよう計画的に利用してみましょう。

少しでも利息を節約したい!そんな時はどうしたら良い?

ここまでは、銀行系カードローンのメリットやデメリットなどについて紹介してきました。それではここからは、銀行系の安い利息をさらに節約できる方法はないのか?ということについて紹介していきましょう。

利息は、大きな金額を借りているほど、また長期間借りているほど高くなっていってしまいますので、簡単に言えば、その逆にすると利息の節約が可能です。

  • 大きな金額を借りない
  • 長期間借りない
  • 借りたら最短で返す
  • 少しでも借り入れ残高を減らす

大きな金額を借りると、その金額に対して利息が付いてくるので利息の額も大きくなります。例えば、金利が14%の金融機関で、20万円を借りていたとします。

単純に計算すると、年間の利息は200,000円×0.14=28,000円なのに対し、500,000円借りた場合はどうでしょうか。

500,000円×0.14=70,000円で、50万円借りた場合の年間の利息は7万円になります。借りる額はなるべく大きくならないよう、定期的に「今いくら借りているのか」よく確認しながら利用しましょう。

次に長期間にわたって借りているのも、利息を節約したいのならあまりおすすめできません。できるだけ早めに完済するよう心がけましょう。

利息は長く借りているほど膨らんでしまいます。例えば、先ほどと同じように、金利14%の金融機関で20万円借りていたとして、10日で返した場合と30日で返した場合の利息を比較してみましょう。

金利の計算は、元金(借りたお金)×利息÷365日×借りている日数という計算式で算出が可能です。

200,000円×0.14÷365日×10日=767.1232…で10日で返済した場合の利息はおよそ767円となります。

200,000円×0.14÷365日×30日=2301.369…で返済に30日かかった場合の利息はおよそ2,301円となります。

つまり、借り入れ残高が多ければ多いほど、また借り入れ期間が長ければ長いほど利息は高くなってしまうので、借りたらすぐに返すこと、なるべく最短で完済するようにしましょう。

また、完済まではできなくともちょこちょこ借り入れ残高を減らし、利息のかかる金額を減らしておくことも多少は有効です。

返済はATMやインターネットから1円単位でもできる場合もあるので、返済できる時は少しでも返済を行い、借り入れ残高はできるだけ減らすようにしましょう。

金利が安いところを選んでも長く借りてると意味がない!

今回の記事では、利息の安い金融機関と利息の節約方法などについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

金利の安い金融機関なら、やはり銀行系のカードローンがおすすめです。銀行系のカードローンは、ATMの利用料も無料の場合がほとんどなので安心して利用できます。

デメリットとしては、即日融資ができない、審査が厳しいことがある、キャンペーンなどがないなどが挙げられます。

すぐに融資を受けたい!という場合は、消費者金融を利用する方が良いでしょう。また銀行のカードローンに申し込む際は、一度にたくさんの銀行に申し込むことは避け、一社ずつ申し込むようにしましょう。

利息を節約したい場合は、大きな金額を借りない、借りたらすぐに返済する、借り入れ残高はなるべく減らしておくなどを試してみてください。

利息は、長く借りるほど、借り入れ残高が大きくなるほど膨らんでしまいます。せっかく低金利の金融機関のカードローンを利用しても、それでは意味がなくなってしまいますので、借り入れは計画的に行い、できれば次の月には大体返済できるくらいの額を利用するようにしましょう。