ゆうちょ銀行でお金を借りる方法を徹底解説

お金を借りるなら消費者金融や銀行で借りようと考えると思いますが、郵便局でもお金を借りれることを知っていますか。

郵便局では消費者金融や銀行よりも低金利でお得にお金を借りることができます。

初めて消費者金融を利用するのであればやはり高金利で後々返済ができるのか不安になるでしょう。銀行で借りる時は審査が厳しくそもそもお金を借りることができないこともあります。

ゆうちょ銀行はそのようなことはありません。金利は低金利で担保を用意すれば審査の必要がないので、消費者金融よりも時間はかかりますがどこよりも低金利なのが特徴です。

今回はゆうちょ銀行についてどのようなメリットやデメリットがあるのかから、実際の申込みから返済までの流れについてを徹底的にご解説していきます。

ゆうちょ銀行でお金を借りるメリット

ゆうちょ銀行は郵便・貯金・保険などが知られていますが、民営化によって融資サービスを受けられるようになっています。

郵便局自体は利益を目的としていないので、営利目的の他の金融機関でお金を借りるよりも安心してお金を借りれるのではないでしょうか。

そんなゆうちょ銀行を利用するメリットは以下の通りです。

  • どの金融機関よりも低金利
  • 審査なしで利用できる

それでは上記についてを一つずつご紹介していきます。

どの金融機関よりも低金利

ゆうちょ銀行でお金を借りる場合は、金利が返済時の預金利率に0.25%を足した利率になるので1.0%未満で借りることができます。

金融機関の中でも低金利である銀行でさえ、1.5%以下の金利は用意されていません。消費者金融では3.0%以下の金利はまずないでしょう。

また上記の金融機関の金利は最低金利なので、初めての利用であれば最高金利が適用されてしまいます。なので実際に借りるときにはもっと金利は上がるでしょう。

それをふまえると、ゆうちょ銀行の金利はどこの金融機関で借りるよりも低金利でお得にお金を借りることができます。

審査なしで利用できる

ゆうちょ銀行では年収や借入状況など、審査をせずにお金を借りることができます。

金融機関では貸し付けた金額を回収するために、申込者の審査をして返済能力があるのかを必ず確認します。低金利で借入をしている銀行では、この審査が特に厳しいとされています。

ですが、ゆうちょ銀行ではお金を借りる際に、担保を用意するので審査をする必要がありません。たとえ申込者が返済できなくなったとしても、すでに用意されている担保で返済をすればいいので審査の必要がないのです。

審査をされると落とされてしまうがどうしても低金利で借入したい場合は、ゆうちょ銀行での借入をオススメします。

ゆうちょ銀行でお金を借りれる条件

メリットの部分だけをみると低金利でお得だと思いますが、ゆうちょ銀行にもデメリットがあります。

それは担保がなければ融資を受けることができないことです。

この担保にできるのものは以下の二つです。

  • 担保定額貯金
  • 担保定期貯金

この二つのサービスのどちらかを利用しなくては、ゆうちょ銀行でお金を借りることができません。このサービスの違いについてをご紹介していきます。

担保がなければお金は融資されない

担保定額貯金と担保定期貯金はゆうちょ銀行の貯金サービスであり、サービスの内容がそれぞれ違います。

大きな違いは満期を決めることです。

担保定期貯金では、期間を3ヶ月・6ヶ月・1年・2年・3年・4年・5年の中から選ぶことができます。

この決めた期間までは解約をすることができず、解約をすると利息がカットされてしまいます。

担保定額貯金では預け入れ日から6ヶ月間は据置期間とされ、その間は解約ができませんがその期間以降はいつでも解約ができます。

また預け入れ期間によって利息はあげることができ、最大で10年間は規定された期間により利息をあげて貯蓄に回すことができます。

そして、定額貯金では金額の一部を解約できます。

定額貯金は口数単位で購入できるので、購入した1口の単位で解約をして一部を払い戻すことができます。

どちらも1000円から利用できるサービスになるので、自由度の高い担保定額貯金の利用をオススメします。

銀行や消費者金融との違いとは

まずは銀行と消費者金融の金利・限度額についてを、以下の表にまとめておきますので参考にしてください。

会社名 実質年率 限度額
三菱UFJ銀行 1.8〜14.6% 10万円〜500万円
三井住友銀行 4.0〜14.5% 10万円〜800万円
みずほ銀行 2.0〜14.0% 10万円〜800万円
りそな銀行 3.5〜12.475% 30万〜800万円
会社名 実質年率 限度額
プロミス 4.5〜17.8% 1万〜500万円
アコム 3.0〜18.0% 1万円〜800万円
SMBCモビット 3.0〜18.0% 1万円〜800万円
アイフル 3.0〜18.0% 800万円
レイクALSA 4.5〜18.0% 1万〜500万円
銀行は消費者金融よりも金利が低いですが、その分審査が厳しくなります。消費者金融の場合は、高金利の借入になりますが、銀行よりも審査に通りやすく即日での融資ができることが多いです。

ゆうちょ銀行では担保さえ用意できれば、審査なしで金融機関よりも低金利でお金を借りることができます。

また金融機関で初めて借入をするときは、金利は最高金利が適用されます。なので10.0%以上の金利がかかってしまうことを覚悟しておきましょう。銀行でならカードローン よりも金利の低いサービスも用意されていますが、その場合は審査が厳しくなります。

上記で説明した通り、担保さえ用意できるのであれば、ゆうちょ銀行の方が低金利でお得に利用できるのがわかります。

ゆうちょ銀行でお金を借りる方法は一つだけ

以前まではゆうちょ銀行でお金を借りる方法は3つありましたが、現在は新規受付を終了してしまい1つだけとなってしまいました。

それは貯金担保自動貸付けを利用することです。

この方法を利用するには先ほど紹介した、ゆうちょ銀行の貯金サービスを利用して担保を用意しなくてはなりません。

それでは実際のサービスの内容と金利や限度額についてを詳しくご紹介していきます。

貯金担保自動貸付け

総合口座で管理している担保定額貯金もしくは担保定期貯金を担保にすることで、通常の貯金残高をこえる請求があった場合に不足した金額を自動で貸し付けてもらえるサービスです。

貯金担保自動貸付けでは預け入れをしている金額の90%の金額を限度額に設定し、一つの通帳で最大で300万円まで借りることができます。

例えば、10万円を預けているなら、9万円までなら借りることができます。

金利については返済時の約定金利に0.25もしくは0.5%の利率を足したものになるので、申込者の状況によって違いがあります。

それでも金利を1.0%未満でお金を借りることができます。

新規受付を終了しているサービスについて

以下のサービスは新規受付を終了しているので、利用できません。

  • 財産形成貯金担保貸付け
  • 国債等担保自動貸付け
  • カードローン 「したく」

上記のサービスは新規受付を終了しただけで、すでに申込んでいるのなら引き続き利用できます。返済の期日も変わらないので、詳細を確認したい場合は窓口などで問い合わせてみましょう。

ゆうちょ銀行でお金を借りる流れ

ゆうちょ銀行でお金を借りる流れは以下の通りです。

1申込み
2貸付開始
3返済

申込みは、ゆうちょ銀行か郵便局の窓口でおこなえます。窓口は基本的に平日の9時〜16時の間しか開いておらず、土日祝日は休みとなっています。

必ずこの時間帯で契約をしないと利用できないので、平日に勤務をしている方は委任状を渡して代わりに手続きをしてもらいましょう。

手続きに必要な書類

ゆうちょ銀行でお金を借りるときに必要な書類は以下の通りです。

総合口座通帳
届印
本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
代理人の場合は委任状

委任状はゆうちょ銀行の公式ページよりダウンロードできます。

その後の返済について

貯金担保自動貸付けの返済方法は、貸付金額とその利子の分の金額を通常貯金に預金しておくことで自動で返済ができます。

貸付期限までに返済できるなら返済回数や金額は自由でいいのですが、この期日は2年と短めに設定されています。

なので、想定していたよりも返済額が大きくなり返済期日までに完済できない場合があります。

その場合は担保としている総合貯金より返済されてしまうので無理のない範囲で借りるようにしましょう。

担保があるのならゆうちょ銀行は低金利

以前まではゆうちょ銀行でもお金を借りるサービスも多くあったのですが、現在は新規受付を終了していることもあり利用している方は減ってしまいました。

また、他の金融機関よりも低金利で審査をしなくても利用できますが、それだけで安易に手を出すと危険です。貯金担保自動貸付けは返済期日が短めに設定されているので、毎月の返済額が多くなってしまい返済ができなくなる場合があります。

なので、利用するのであればすでにゆうちょ銀行で担保を持っており、少し返済額が増えても問題なく完済できる方であればお得に利用できます。

上記のような方であれば、低金利でお得にお金を借りることができるでしょう。