免許証があればお金借りることはできる?本人確認書類になる書類は?

お金を借りるのに、「本人確認書類は運転免許証しかないが、借りられるだろうか?」と不安に思ったことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本人確認書類として代表的な運転免許証ですが、お金を借りるには、これ以外にも必要な書類がある場合も確かにあります。(源泉徴収票、給与明細など)

今回の記事では、運転免許証があれば借りることができる金融機関の紹介と、その他、本人確認書類になる書類について紹介していきます。

「こんな書類でも借りられるのか」、「この書類なら持っている」、「この書類なら簡単に用意できそうだ」、そんな発見があれば良いなと思います。

運転免許証だけでお金を借りられる金融機関はあるの?

本人確認書類として代表的な「運転免許証」ですが、これだけでお金を借りられる金融機関はあるのでしょうか?…実は、お金を借りられるところはあるのですが、いくつかの条件があります。

  • プロミス
  • アコム
  • アイフル
  • みずほ銀行のカードローン
  • 三井住友銀行カードローン

以上のような消費者金融機関と一部の銀行では、免許証だけでお金を借りることができます。

「車の免許証じゃないとだめ?」と不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、原付やバイクなどの運転免許証でも大丈夫ですよ。

免許証のみで契約をするには以下のような、いくつかの条件を満たす必要があります。この条件を超える場合は、収入証明や源泉徴収など、収入の金額を証明できるものが必要となります。

  • 借り入れ限度額は50万円以内
  • 他社との借り入れを合わせても100万円以下

なお、免許証について住所などの変更事項がある場合は表と裏面、両方の提出が必要です。金融機関によってはスマホの公式アプリが必要な場合もあるので、携帯電話も必要になります。

公式アプリを利用すれば、免許証の写真を撮ると自動的にアップロードしてくれるものもあるので、申し込みがスムーズになり便利に利用できます。

申し込み方法ですが、運転免許証のみで借り入れの申し込みをする際も、普通のカードローンの申し込みと同じ申し込み方法で良い場合と、WEB申し込み限定の場合があります。

特に郵送での申し込みをする場合は、免許証などの本人確認書類プラス、現住所が確認できる書類(電気代やガス代、NHK料金など公共料金の領収書など)が必要な場合もありますので、申し込みの際は金融機関でよく確認してみましょう。

「本人確認書類は、絶対に免許証しか用意できない!」と言う場合は、金融機関の公式アプリやインターネットから申し込むのがおすすめです。

インターネットはよくわからない…という方でも、複雑な手続きはないので落ち着いてトライしてみましょう。

わからないことがあれば、コールセンターに問い合わせて聞きながら申し込みをすることもできますよ。

WEBからの申し込みは、借り入れを行いたい金融機関のホームページの申し込みボタンから、申し込みフォームにアクセスし、必要事項を入力すればOKです。

アプリからの申し込みなら、WEBよりもスムーズに申し込みができることも多いため、スマホを持っているなら迷わず金融機関のアプリは取得しておきましょう。

その他、金融機関によっては無人契約機などがある場合もありますが、無人契約機は契約が終わるとその場でカードの受け取りもできるので、特に急いでいる方には「無人契約機」での手続きがおすすめです。

提出する運転免許証が期限切れだったらどうしたら良い?

運転免許証でも、以下のような場合は利用できないので、注意して免許証を確認してみましょう。

  • 有効期限が過ぎている
  • 実際に住んでいる「現住所」と免許証に記載の住所が異なる


免許証は期限内かよく確認し、期限が切れている場合は速やかに免許更新センターなどで更新の手続きを行ってください。

更新の期限は誕生日の前後1ヶ月間で合計2ヶ月間となりますが、これを過ぎてしまった場合は「再取得」という手続きを行います。

有効期限から6ヶ月以内なら、免許更新センターなどで適性検査を受ければ、すぐに再発行してもらえますよ…しかし6ヶ月を過ぎてしまうと、正式に失効となってしまいます。

では「6ヶ月過ぎてしまったら、最初から講義を受けたり仮免許を取ったりしないといけないの?」というとそうではなく、本免許試験は免除されるのでまだ大丈夫です。早めに免許更新センターに行きましょう。

ですが、さすがに1年間を過ぎてしまうと、全ての免除がなくなり、講義や仮免許取得試験などを全て最初から受けないといけなくなります。

多くの時間と安くない受験料もかかってしまうので、こうなってしまうと再取得をするよりも、他の書類で借り入れ申し込みを行う方が良いかもしれません。

しかしながら、「どうしても免許証の更新ができなかった」という以下のような理由があれば、更新期限を延長してもらえる可能性があります。
  • 大きなケガや病気をして入院していた
  • 海外で拘束されていた
  • 免許証が盗まれていた
  • 免許証をなくしてしまっていた、など

免許証が更新できる状態になったら、免許更新センターなどで再取得の手続きを行いましょう。

なお、有効期限が切れている状態で車の運転をすると「無免許運転」となってしまうので、気をつけてくださいね。

無免許運転で捕まってしまうと、違反点数25点となり2年間の免許取り消しという処分を受けてしまいます。免許の再取得をする前に絶対にそんなことにはなりたくないですよね…。

さて、借り入れ申し込みに利用する免許証に記載の住所と、現在実際に住んでいる現住所が異なる場合は、その他に以下のような書類を用意する必要があります。(いずれも発行から6ヶ月以内であること)

  • 公共料金の領収書(ガス代、水道代、電気代、NHKの領収書など)
  • 住民票の写し
  • 国税や地方税の領収書、納税証明書
  • 社会保険料の領収書

引越しや転勤などで運転免許証と現住所が異なる場合は、警察署でも更新の手続き(裏面に新しい住所が記載され、次回の免許証の更新の際に正式に表面に更新されます)ができますので、早めに手続きを済ませておきましょう。

免許証以外にもこんな書類で借りられるところもある

免許証の期限が切れてしまっていた…そんな時は、どのような書類を用意すれば借り入れ申し込みができるのでしょうか?

ここからは免許証の代わりに本人確認書類として利用できるものについて、紹介してみましょう。

  • 健康保険証
  • パスポート
  • マイナンバーカード(顔写真付き)
  • 外国人の方は在留カードや特別永住者証明書
  • 住民基本台帳カード

以上のような書類が、運転免許証の代わりに利用できる場合があります。(金融機関によっては、その他の書類が必要な場合もあります)

これらの書類を免許証の代わりに利用する場合も、現住所と異なると、先ほど紹介したようなその他の書類が必要となるので、本人確認書類と現住所は合わせておくようにしましょう。

本人確認書類の代わりになるものは、基本的には、申し込みを行う方と同じ「氏名」「生年月日」「住所」がわかる公的な書類であることが必須です。

そしてWEB申し込みなどで本人確認書類を提出する場合に気をつけておきたいのが、「不鮮明な画像にならないこと」です。

ボヤけた写真になってしまったり、必要な部分が途切れていたりすると書類の不備ということで再提出になってしまうので、書類を撮影して提出する場合は、ハッキリと写るよう注意して撮影しましょう。

また、撮った本人確認書類の画像は、他者に渡ることの無いよう十分気をつけてください。悪い人に画像を拾われてしまうと、あなたの名前でカードローンの契約などをされてしまう可能性もありますよ。

有効期限内の免許証があればお金を借りられる!

今回の記事では、免許証があればお金が借りられるのか?ということについて紹介してきましたがいかがでしたか?

免許証は本人確認書類として代表的な書類なので、これだけでお金を借りることは十分可能ですが、消費者金融系の金融機関の方が借りられる可能性は高いです。

また、免許証だけで借りるには「借り入れ限度額が50万円以下であること」や「他社との借り入れ額を合わせても100万円以下であること」などの条件が挙げられます。

この条件を超える「50万円以上の借り入れ金額を希望」、「他社の借り入れ額を合わせると100万円以上」…となってしまうと、源泉徴収票や給与明細などの収入を証明する書類が必要となってしまいます。

収入証明書類なら用意できるよ、という方は良いのですが「絶対に免許証しか用意できない」という場合は、条件を超えないよう気をつけましょう。

利用する免許証は、「有効期限切れでないこと」「現在住んでいる場所と免許証に記載の住所が同じであること」などの注意点が挙げられます。

免許証の期限が切れている場合は、速やかに免許更新センターなどで更新の手続きを行いましょう。期限が切れて6ヶ月以内なら、まだ適性検査のみで再取得の手続きを行うことが可能です。

しかしながら、何らかの止むを得ない理由がある場合は、更新の期限を過ぎていても再取得の手続きが簡単に済ませられる場合もあります。

大きな病気をしていて入院していた、ケガで更新に行けなかった、海外で拘束されてしまっていた…など特別な理由がある場合は、更新できる状態になったら免許更新センターなどで相談してみましょう。