お金がない時に宝くじは買うべきか?困っているなら融資を受けよう

宝くじを買って、当たれば一攫千金の可能性がありますが、その当選確率は非常に低いことは皆さんもご存じだと思います。

お金がない人が「夢を買うんだ!」と意気込んで買ったとしても、本当に夢のように外れてしまうことがほとんどです。

宝くじといっても、サマージャンボや年末ジャンボ、ロトなど種類は様々で、当選確率もまた様々です。

そして、宝くじに高額当選することと「幸せ」を得ることは必ずしもイコールではありません。

ここでは、宝くじの当選確率や、そもそもお金に困った人がお金を得るにはどうしたらよいか?について述べていきます。

宝くじは6種類の販売元があり、種類は3種類

「宝くじ」とひと口に言っても、様々な種類があるのをご存知ですか?

  • 全国自治体くじ
  • 東京都宝くじ
  • 関東・中部・東北自治宝くじ
  • 近畿宝くじ
  • 西日本宝くじ
  • 地域医療等振興自治宝くじ

このように6つの販売元があり、普通の宝くじやスクラッチ、数字選択式と呼ばれる「ナンバーズ」や「ロト」といったものがあります。

購入金額も1枚100円~500円と、種類によってまちまちとなっています。

そして、宝くじのCMを見たことがある方ならご存知でしょうが、宝くじの収益は販売元の都道府県などに納められ、公共事業などの費用に充てられています。

ジャンボ宝くじは年間5回販売される

そして、皆さん聞きおぼえがあるのは「年末ジャンボ」などのジャンボ宝くじと呼ばれるものではないでしょうか。

実はジャンボ宝くじも、年間5回の販売となっています。

・バレンタインジャンボ(2月頃)
・ドリームジャンボ(4月頃)
・サマージャンボ(7月頃)
・ハロウィンジャンボ(9月頃)
・年末ジャンボ(11月頃)

地域によって取り扱いが異なっているので、最新情報は宝くじ公式サイトで必ず確認しましょう。

「お金がない!そうだ、宝くじを買おう!」と意気込んでいる方も多いでしょうが、これほどまでに種類があることを覚えておきましょう。

本当にお金がないなら、宝くじの当選確率を見て目を覚まそう

宝くじは当選金額や購入枚数によって、確率は異なってきます。

ここであまり例をあげることはしませんが、例えば1枚だけ購入したとします。

当選金 確率
7億円 0.000005%
1億5000万円 0.00001%
1,000万円 0.000015%
100万円 0.0005%
10万円 0.011%

このようになり、300円の当選確率も10%となります。

1%が100分の1ですから、0.01となりますので、高額当選は本当に奇跡としか言えない確率になってしまいます。

連番で10枚購入すると300円は絶対に当たる

連番とは宝くじに振られた番号が連なっているものです。12345という番号があった場合、次は12346、12347と続きます。

この場合、10枚買ったら300円は必ず当たる計算になります。

また、バラで購入した場合と連番で購入した場合とで、当選金額の確率もかなり変わってくるのです。

どちらが良いとか悪いとかではなく、はっきり言えるのは、よほど奇跡が起こらない限り高額当選は夢のようであるということです。

そのくらい当選確率は低いのです。

7億円あったら幸せなのか?新たな刺激を求めるのが人間である

小さい頃、お金で困っていた親を見ていた方や、若い頃にお金で苦労した方は「お金=幸せ」という方程式が成り立ってしまうかもしれません。

しかし、お金と幸せは関係ないのが真実です。

よく例え話にあるのが、「生きていくのに困らないだけの何億というお金を君にあげるから、君の眼を私にくれないか?」という、健康とお金のトレードの話です。

いくら札束を目の前に積まれたとしても、あなたの健康な体や、かけがえのない親友、恋人、家族などを交換したいと思いますか。

お金に困っている人は、目の前の金額に目がくらんでしまうこともあるかもしれません。

しかし、長期的に見れば、お金に変えられる健康体や、大切な人はいないということがわかります。

自分はどの程度の金額で困っているのか?をしっかりと把握することが大切です。

ただ漠然と「お金がほしい!」という幻想をきっぱりと断ち切ることです。

お金に困っているのなら、金融機関でお金を借りよう

どれだけのお金に困っているのかを把握できた方は、生活レベルと貯蓄のバランスをみて、どうしてもお金が必要な場合は、金融機関に融資を頼みましょう。

金融機関といっても、銀行や信用金庫、消費者金融やカード会社などさまざまです。

お金を借りると利息がかかる

宝くじに当たった場合は、その金額をもらえるわけですから利息は発生しませんが、お金を借りるとなると、返済の時に利息が発生します。

利息は、借りたお金の額にプラスしていくらか返済しなければなりませんが、金融機関によって利息はさまざまです。

利息を低く借りたいなら銀行のカードローン

カードローンは、ローンカードというものでお金を引き出して借りることができます。

大手の銀行であれば、コンビニや大きめのスーパーなどで簡単にお金を借りることが可能です。

カードローンには大きく2種類あって、「銀行系」と「消費者金融系」のカードローンがあります。

銀行にはメガバンクと呼ばれるものから、地方銀行と呼ばれるものまでたくさんありますが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

メガバンクのメリット
・商品数が多い
・全国どこでも利用できることが多い
地方銀行のメリット
・銀行担当者と顔を合わせた取引ができる
・何かあれば担当者が訪問してくれる
・住んでいる地域によって優遇がある

デメリットは、それぞれのメリットを逆に考えればわかりやすいです。

もちろん、メリットはこれだけではありませんが、大切なのは自分の生活に合っている方を選ぶということです。

そして、銀行のカードローンでは若干利息が低く設定されているのも魅力です。では、銀行のカードローンと消費者金融のカードローンの利息を比較してみましょう。

商品名(ブランド名) 金利(年)
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%
三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%
イオン銀行カードローン 3.8%~13.8%
アイフル 3.0%~18・0%
プロミス 4.5%~17.8%
レイクALSA 4.5%~18.0%

このように比較してみると、銀行系のカードローンの方が若干金利が低いことが分かると思います。

借入金額によって金利は低くなりますが、はじめての利用であった場合は上限の金利が適用されると思って良いでしょう。

消費者金融系カードローンは即日融資も可能

金利に関しては銀行に軍配が上がりますが、消費者金融で借りるメリットもあります。

テレビCMなどで聞いたことがあるかもしれませんが、消費者金融は「即日融資」を大きなセールスポイントとしています。

銀行では反社会勢力への融資を防ぐ目的で、審査にかなりの時間を要してしまいます。

ですから、急にお金が必要な時は消費者金融系のカードローンを考えてみると良いでしょう。

営業時間内に街中にある無人の店舗に行けば、コールセンターと話しながら手続きをすることもできますし、不備がなければすぐに融資を受けられる可能性があります。

専業主婦や無職の方のカードローンは利用できない

カードローンにも制限があります。誰でも簡単に借りられるというわけではありません。

仕事をしていない方の利用は原則できないことになっています。

融資は返済が基本ですから、金融機関が倒産してしまわないように、収入のない方にお金を貸すわけにはいきません。

専業主婦の方は配偶者貸付という制度がありますし、健康状態が悪くて働けない方には、市区町村などの支援を受けることが可能です。

カードローンはあくまでも収入のある方のみが利用できます。

宝くじは余裕のある範囲内で楽しみましょう

宝くじという夢の金額から、現実的なローンの話まで述べさせてもらいましたが、あなたがどんな状況かによって、使う方法は異なってきます。

特に生活に困っていることはなく、「当たったらラッキー!」というように、あくまで楽しむ範囲で宝くじを購入するのはまったく問題ないでしょう。

しかし、生活の質があきらかに低下するのにもかかわらず、宝くじで一攫千金を夢見るようなことは、危険だということです。

宝くじを購入する際は、収益が公共事業に使われるので、そこに使われればいいや!という軽い気持ちで楽しんでください。