彼氏や旦那さんから「お金がない!」と言われて不信感や嫌な気持ちを持ったことがある女性も少なくないのではないでしょうか。
しかし、「お金がない」と口に出してしまう男性にも、自分の財布からお金を出したくないそれなりの理由があってのことです。
実際にお金がない、何か買いたいものがあって貸してほしい、自分に経済的な期待をしてほしくないなど、男性側の気持ちをよく考えてあげることも、解決への一歩かもしれないのです。
ここでは、「お金がない」と言ってしまう男性はどんな心理なのかを紹介していきます。
実はお金がない発言をする男性の心理は、ただお金がないからの場合とそうではない場合があります。
このようになかなか複雑で、意識にしみ込んでいることもあります。
サラリーマンでも自営業でも、会社から報酬を多くもらっている場合や、売上げがたくさんある経営者の場合、「お金がないアピール」することはほとんどないでしょう。
むしろ、経済的な優越感をアピールしてくることが多いはずです。
お金がないと口に出してしまう場合は、実際に給料が低いことが多いでしょう。
彼氏や旦那さんは、どんな仕事をしているでしょうか?
例えば、公共の仕事をしていたり医療関係の仕事をしている場合、一般的なイメージで考えてしまうと、かなり給料は多い気がしてしまいますが、実はそんなこともないのです。
市区町村での請負の仕事は、市区町村の予算の範囲で人件費が予算として組まれるので、かなり給料は低いです。
また、医療関係といっても、医療事務やその他の請負で仕事をもらっている場合もありますので、イメージが先行しがちな業種も、実は給料が低い可能性があります。
テレビやSNSでも、お金持ちアピールをする画像や動画は溢れていますが、その人たちが本当にお金持ちかどうかわかったものではありません。
そのようなものを長年にわたって見せられている場合、意識高い系の生活を夢見てしまう場合があります。
特に給料が高いわけでもないのに高級車を購入してしまったり、ブランド物の財布やバッグを持っていたり、意識が高いゆえに、身の丈に合わない生活をしている男性もいます。
「俺はこれから絶対に成功するんだ!」という意識が高いだけの心理が男性にはあったりするものです。
お金は実態のないもので、このくらいなら多いとか少ないとかを測るのは簡単なことではありません。
育った環境によっても大きく左右されるのが、お金というものの価値の難しいところです。
女性を大切にしているからこそ、つい口に出てしまう場合もあるのです。
幼いころに貧しい経験をしてしまって、自分には関係がないのにもかかわらず「お金がない」と言ってしまう場合があります。
決して低くない月給をもらっているにも関わらず、刷り込みが激しいので、ついお金がないと口に出してしまうのです。
また、そのような経験から「お金は儚いもの」というイメージがあるので、余計なことにお金を使ってはならないという心理も働きます。
このケースでは、かなり長い間に渡って刷り込みが行われているので、たとえ昇給しても不安は残ってしまいます。
解決するのは非常に難しいことが多いですが、時間をかけて「お金は大丈夫なんだ」と腑に落としてもらうことです。
「デートが安いファミレスや、フードコートでなんだかなぁ・・・」と思ってしまう女性も多いでしょう。
毎回のように同じパターンだとつまらないかもしれませんが、実は地に足付けた倹約家であったりもします。
家族ができて、子どもができて、子どもが育つまでに○○○万円掛かるといったネット情報を見たことがあると思います。
本当にそれだけのお金が掛かってしまうのかは不明ですが、その情報を活かそうと頑張っている場合もあります。
デートなのに「今はお金がないからファミレスね!」と言われ、「またか・・・」と思ってしまうこともありますが、将来のことを思ってくれる素敵な男性であるかもしれません。
生甲斐というか、達成感を味わうために節約をしている人もいるでしょう。
淡々と生きていると、何かと刺激や達成感を求めてしまうので、一年で○○万円貯めるとか、一ヶ月○○万円で生活するとか、何かのゲームのように節約を楽しんでいる場合もあります。
ストイック過ぎる生活であれば、付き合っていて苦痛を感じるかもしれませんが、許容範囲ならゲームである以上は飽きるまでやらせておくのが良いかもしれません。
趣味で節約しているのなら、お金がないということもないはずです。
以前付き合っていた女性が、「お金は男が払うもの」という固定観念を持っていて、絶対にお金を払わない女性だった場合、どんなに稼いでもデートの度に出ていってしまいます。
これでは、最初のうちは良いかもしれませんが、徐々に冷めていくのも無理はありません。
このような経験を持つ男性は、自分自身を無意識に守るためにお金がないと言っていることがあります。
付き合っていく中でどんな嫌なことがあったかは分かりませんが、お金を出したくない心理に駆られていることも少なくないでしょう。
そんな男性の心意気が嫌だと思うかもしれませんが、気長に無理せずやっていきましょう。
「お金がない」が口癖の男性心理をまとめていきましたが、ただ単にお金の管理、自己管理ができていないだけということだってあります。
月給が20万円であっても、手取りはもっと少なくなりますし、家賃やローンなどを考えれば一カ月に自由に使える金額も決まってきてしまいます。
見栄を張って一回1000円近いランチを食べてしまえば、それだけで2万円くらいは消費してしまうでしょう。
毎日コンビニに寄ってしまう習慣があれば、さらに毎日お金を使い続けることになります。
ここで自己管理能力が問われてくるわけですが、お金のない男性はなかなか悪習慣をやめることができません。
男性の心理では「つい寄ってしまう」ということでしょうが、ストレスのはけ口がなかったり、日々の刺激がほしいだけだったりします。
今現在、収支管理能力がなくても、女性がケアしていってあげることで少しずつ能力が上がってくることもあるかもしれません。
ケアしていくなかで女性自身が苦痛になってしまうのも良くありませんが、できることでサポートしてあげるのも解決への一歩です。
もしも本当にお金に不安であれば、先取り貯蓄を勧めてみましょう。
貯蓄は、収入から支出を引いたものであるといった考え方が一般的ですが、まず、貯蓄額を決めてしまうというものです。
これを生活に落とし込めば、生活で要らないものを仕分けることができます。
ここからは男性へのメッセージになりますが、「お金がない」を口癖にしていると自分の株を下げてしまっていることに早く気付きましょう。
まず、その口癖は面倒くさいです。
お金がなくても、知恵を出して上手く生活している人はたくさんいますし、大金を稼いでいるのに散財してお金がない人もまたたくさんいます。
お金があるから幸せになるわけでもありません。お金と幸せ、達成感、生甲斐は関係ないのです。
これは西洋のことわざです。
物質的な幸せは、いつなくなってもおかしくないのです。
お金が幸せを運んできてくれるのではなく、幸せの本質は人間関係だったり家族との関係だったりします。
ですから、お金がないという口癖にメリットはないのです。