仕事してないけどお金がほしい!無職の人が「お金借りる」方法

フルタイムで働いていても、突然の出費が重なってしまえば、お金のやりくりがとても大変です。

働いていない人では、なおさら月々の生活に影響が出てしまうでしょう。

「仕事してない人」といっても理由はさまざまで、ひと括りにはできません。

学生、子育て中の専業主婦、失業中など、どのような状況でいるかでお金を借りるところも異なってきますが、無職でもお金を借りる方法はあります。

仕事をしてないけれどお金を借りたい理由もまたさまざまでしょう。

今回はそんな人向けに、「お金借りる」方法をまとめてみましたので、是非、参考にしてください。

仕事してない人が「お金借りる」はどういうことか知っておく

そもそも仕事をしていないのに、お金を借りたくなってしまうのはなぜでしょうか?

理由はたくさんあると思いますが、「生活費」のためにお金を借りたい場合は救済策があります。

しかし、ギャンブルなどの遊びに使いたい人は、お金を借りる前に自分の生活を見つめ直した方が得策です。

なぜなら、借りたお金は「返済する」ことになるからです。

返済ができない場合、後の生活に影響が出てしまうペナルティがあります。

自分が今どのような状態で無職なのか?それぞれの救済策を知る

まず、自分がどのような状況で仕事をしていないのかを把握しましょう。

簡単なことですが、お金を借りるためには「条件」があります。

  • 働くことができるが、無職
  • 病気などで働くことが困難
  • 学生
  • 専業主婦
  • 定年退職して無職

大きく分けると、この5つにわけることができます。

雇用保険に加入していたのなら失業保険で乗り切る

働けるけど、今は就活中で無職だという方は、失業保険を生活費に充てることができます。

しかし、自己都合退職の場合、一週間の待機後に3ヶ月間の給付制限がありますので、すぐに支給をされることはありません。

一方、解雇や倒産など、会社都合で職を失った場合では一週間の待機後に支給されます。

失業保険をもらう場合は、在職中に「雇用保険」に加入していなければならず、加入期間や離職理由によって、支給金額が変わってくることも覚えておきましょう。

失業保険の受給条件
・2年間在籍しているうち、12ヶ月間雇用保険に加入していること
・短期雇用契約者は特例一時金を受給する

短期雇用で働いていた場合でも支給条件があるので、ハローワークで詳しく聞いておくことが大切です。

次に、クレジットカードを使ってお金を借りる方法を学んでいきましょう。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

クレジットカードを持っている方は多いと思いますが、クレジットカードには2つの機能があることを知っていますか?

・ショッピング機能・・・商品を購入できる機能
・キャッシング機能・・・お金を借りることができる機能

クレジットカード払いを経験している方なら、ショッピング機能は知っているはずです。

カード会社が、あなたの代わりに代金を立て替えておいてくれるサービスで、翌月に口座から引き落とされて、返済するという形で成り立っています。

一方のキャッシング機能ですが、カードによっては「キャッシング枠」というショッピング枠とは別の枠が設けられていることがあります。

キャッシング枠がない場合は追加で申し込むことができますが、審査がありますので、無職のまま申し込んでも、審査に通らない可能性が高いです。

自分のカードにキャッシング枠が付いていれば、コンビニなどのATMから現金を引き出すことが可能です。

在職中にクレジットカードを作っていれば、離職後に使えなくなるということはありません。

ただし、「枠」ということですから上限がありますし、ショッピング枠を使い過ぎていれば、キャッシング枠を使うことができない場合もあります。

キャッシング枠とショッピング枠の違いを知ろう

2つの枠はそれぞれが独立したものではなく、互いに繋がっているのが特徴で、ショッピング枠の中にキャッシング枠が含まれている状態になります。

ですから、キャッシング枠を使うと同時にショッピング枠が減っていきます。

実際の例をあげていきます。

ショッピング枠50万円のうち、キャッシング枠が20万円のクレジットカードの場合をみていきましょう。

・キャッシング枠を10万円使った場合:ショッピング枠は40万円でキャッシング枠は10万円
・ショッピング枠を40万円使った場合:ショッピング枠は10万円でキャッシング枠は10万円

もし、ショッピングで50万円を使っていた場合は、キャッシング枠はなくなってしまうということになります。

どちらの機能も、うまく使えば価値のあるものですが、ショッピング枠もキャッシング枠も、後に返済が待っていることを忘れないようにしましょう。

病気などで15日以上働けない場合は傷病手当を受給しよう

病気やケガをしてしまって働けない場合でも14日以内であれば、失業保険を受給することができます。

もし、15日以上働けない場合であれば、「傷病手当」という手当をもらうことができますが、基本手当をすでに受給した日数から差し引かれて受給されます。

また、注意したいのが、自己都合退職の場合は一週間の待機後に3ヶ月間は受給することができません。

学生の特権「内定者向けローン」

銀行や消費者金融のカードローンを利用したい場合、安定した収入がない限りお金を借りることはできません。

アルバイトをしていて毎月安定した収入があっても、審査に必須の「在籍確認」をすることができませんし、学生がカードローンを利用することは難しいのが現状です。

しかし、就職前には卒業旅行や車の購入、引っ越し、資格取得などお金がかかることも多いです。

そんなときに利用したいのが「内定者向けローン」です。

まだ発展はしていませんが、きらぼし銀行や一部のろうきんなどで内定者向けローンサービスを受けることができます。

上限が100万円に設定されている金融機関もあるので、就職前の準備にかかる金額はまかなえるようになっています。

東海ろうきんの金利は、変動する場合もありますが、4.7%ほどなのでとても良心的な金利です。

申し込みには内定通知書が必要なので、利用したい金融機関の公式サイトを調べて、提出書類に不備がないようにしましょう。

専業主婦がお金を借りるには2つの方法がある

専業主婦の社会的信用はとてもシビアなのが現実で、収入がないので経済力はゼロであり、返済能力もないとみなされてしまいます。

しかし、付き合いや生活に必要なお金を借りたい場合もあります。

そんなときに覚えておいてほしいのが以下の2つです。

  • 配偶者貸付制度を利用する
  • 家族会員のクレジットカードを利用する

配偶者貸付制度は、配偶者に安定した収入があれば専業主婦でもお金を借りることができる制度です。

配偶者の雇用形態が正規社員でないといけないということはありません。

パートやアルバイトでも、毎月安定した収入があればOKです。

    配偶者との婚姻関係が証明できる書類が必要

  • 住民票のコピー
  • 戸籍謄本のコピー
  • 配偶者の承諾書
  • 住民票や戸籍謄本は地元の市役所などで発行してもらえます。

ただし、消費者金融のカードローンを利用する場合は、総量規制という仕組みがあることに注意しておきましょう。

総量規制については次に説明しますので、是非覚えておいてください。

2番目の方法は、家族会員のカードを利用するというものです。

配偶者が家族会員のキャッシング機能付きクレジットカードを持っていれば、先程説明した「キャッシング枠」を利用することができます。

これも、配偶者の承諾を得てから使うのがトラブル回避の必須事項です。

消費者金融も銀行も専業主婦には融資しない

まず、消費者金融のカードローンには総量規制というものがあり、専業主婦はお金を借りることができません。

総量規制:原則として、融資可能な金額は年収の1/3とする

収入がなければ、計算してもゼロですので、専業主婦が消費者金融を利用するのは不可能です。

一方で銀行系のカードローンには総量規制というものがありません。

しかし、銀行でも収入のない専業主婦に融資をしてくれるところはないといっていいでしょう。

定年退職して無職の場合は国の期間を利用する

定年退職している場合、再就職をしていれば消費者金融や銀行のカードローンを申し込むことができます。

ただし、年齢制限や過去に自己破産などの金融事故を起こしたことがある方は対象外です。

年金だけで生活をしている方は、国の機関から融資を受けましょう。

  • 年金担保融資制度
  • 恩給・共済年金融資
  • 生活資金融資制度

年金を担保にお金を借りることができますので、年金プラスアルファで生活にゆとりを持ちたい方は、このような制度を利用してみましょう。

生命保険の解約返戻金からお金を借りることも可能

生命保険にはさまざまな商品があります。

掛け捨ての生命保険ではなかなか難しいですが、積み立て式の終身保険や養老保険であれば、解約返戻金というものがあります。

保険会社によって異なりますが、解約返戻金の何割かを借りる、またはもらうことができます。

もらう場合は解約返戻金から減額されますが、必要な時のために積み立てているわけですから、十分に利用しましょう。

万が一に備えて、生命保険に加入しておくのも選択肢です。

無職になる前の準備、リスク管理はとても大切です。

無職になってから慌てるのではなく、いろいろな情報を得て対策をしておきましょう。