学生であっても、遊びやサークル活動などで、何かとお金がかかってしまう事もあります。
アルバイトをしているといっても、急に大きなお金が必要になった時に対応できないという場合もあるでしょう。
学生であっても、緊急で必要になった時には、お金を借りる事ができます。
もちろん、お金を借りる時には条件を満たしていなければなりません。
他にも、成人済み、未成年で借りる時は何が変わるのか、注意すべき点は何なのかを説明していきます。
学生がお金を借りようと思っても、条件を満たしていなければお金を借りる事ができません。
親の同意があれば借り入れの幅は広がりますが、ここでは『親の同意が必要なく』お金を借りるためには、どんな条件があるのかを確認していきます。
自分が借りられる立場であるのかを確認しましょう。
高校生や大学生など、学生といってもさまざまな種類があります。
お金を借りるとなった時には、以下の3つの条件を満たしている事が原則となります。
どれかに該当していない場合、借りられない可能性が高くなってしまいます。
あくまで一般的な条件になるので例外はありますが、内容について、詳しく確認していきましょう
ほとんどの銀行や消費者金融では、借り入れをする時には、20歳以上である事を条件としています。
責任能力や返済能力も、当然ながら未成年の方が低いと見なされてしまうのです。
また、未成年者が親の同意なしで結んだキャッシング契約に関しては、契約をなかったことにできます。
悪質な消費者金融などから未成年を守るため、民法で定められているのです。
そのため消費者金融としては「未成年者に貸すのはリスクが高い」と感じてしまうので、年齢制限を設けています。
借り入れの種類によっては未成年でも借りられるものはありますが、基本的に「20歳になってから」と覚えておいた方が安心です。
お金を借りたら、当然ながらきちんと返済しなければなりません。
学生であったとしても、アルバイトなどで安定した収入があれば『返済能力がある』と見なしてもらえます。
ただし大切なのは、安定した収入がある事です。
今月に20万円の収入があったとしても、来月以降から全く収入がないという場合には、安定収入とは見なされにくくなります。
収入状態を把握しておいて、返済ができると確認できた上で、借り入れを行いましょう。
過去に借り入れでトラブルがあった場合には、記録が残っているため借りるのが難しくなります。
もし今まで一度もお金を借りた事がなくても、支払いの滞納が続いた事がある場合には該当してしまいます。
携帯料金の支払いが長期的に滞った、クレジットカードの強制解約があったなどの経験がある時には、可能性があると思った方が良いでしょう。
お金の貸し借りは、信用問題です。
トラブルの有無は、客観的にお金を貸すための信用に大きく関わります。
20歳以上・安定収入がある。過去にトラブルを起こした事がない、という条件を満たした場合、学生であってもさまざまなローンを利用する事ができます。
ただし審査によっては利用できない事もあるので、注意が必要です。
学生ローンはその名の通り、学生に向けた融資サービスです。
カードローンの一種で、「学生向けに特化しているカードローン」とも言えるでしょう。
借りたお金は、どんな用途で使っても構いません。
アルバイトなどの収入でも問題なく、親に内緒で借りやすい事がメリットと言えるでしょう。
一方で、あくまで学生向け融資になるために、借りられる金額が少額になっています。
種類によっては親の同意が必要になる場合や、窓口に行かなければならない場合もあります。
学生ローンだから簡単に借りられるとは思わずに、条件をきちんとチェックしておきましょう。
まず、カードローンは銀行カードローンと、消費者金融のカードローンの2種類があります。
銀行カードローンは審査が厳しく、消費者金融のカードローンを利用した方が現実的です。
学生ローンに対して、カードローンは学生以外も貸付対象としていると言えます。
仕組み自体は、学生ローンとほとんど変わりません。特に理由がなければ学生ローンを利用した方がメリットは多いです。
ただし、カードローンの中には手数料無料・無利息期間ありなどのサービスなどを行っている場合があります。
また、審査基準も学生ローンとは細かく違っています。
サービスや審査基準を比べてみて、どこを利用するかを決める事が大切です。
ゆうちょ銀行（郵便局）で自動貸付を利用すれば、学生でもお金を借りる事ができます。
既に口座に入っている貯金を担保に、お金を借りる事ができる制度です。
貯金担保自動貸付、国債担保自動担保貸付などの種類があります。
総合口座でお金を管理していて、名義が本人である事が条件です。
金利が低く、もし返済が難しくなってしまった場合でも、担保になっている預金を解約する事で返済ができるので安心です。
当然ながら、預金がなければ借り入れはできません。
借り入れができるのは、基本的には20歳以上と定められています。
しかし借り入れの種類によっては、未成年の学生であっても利用できる場合があります。
未成年といっても中学生や高校生では難しく、ここでは18歳、19歳の大学生を対象とした説明をしていきます。
基本的に未成年者（18歳・19歳）はお金を借りる事ができませんが、親（法定代理人）の同意があれば借りられる場合もあります。
特に学生ローンに関しては、親の同意があれば借りやすくなっているようです。
その上で、返済できるだけの安定収入がある事、過去にトラブルを起こしていない事が条件になります。
とは言えあくまで会社によりますし、人によって状況も違いますので『絶対に借りられる』とは言い切れません。
条件を満たしていても審査に落ちてしまう事があるので、よく確認しておきましょう。
クレジットカードには、キャッシング枠をつける事ができます。
全国にある銀行やコンビニに設置されているATMからお金を引き出して、借り入れをする事ができます。
キャッシング枠のあるクレジットカードさえあれば、すぐに利用する事ができます。
ただし、そもそもクレジットカードを作る時点で審査に落ちてしまうと、ショッピング枠しか付けてもらえません。
クレジットカードを定期的に利用して、問題なく支払いを続けていくと、後ほど審査に通過できる可能性はあります。
あくまで、キャッシング枠付きのクレジットカードを持てた場合に限定された方法です。
借り入れにはさまざまは方法がありますが、中でも奨学金は金利条件が良いものとして挙げられます。
種類によっては返済の義務がない場合もあるそうです。
また、返済は卒業後になるので負担も少なく、安心な方法と言えるでしょう。
ただし、奨学金の申し込み時期は限られているため、「すぐにお金が欲しい」という場合には対応できません。
家族などの親類が保証人になる事も必要ですので、よく相談をしてから利用しましょう。
似ているローンに「教育ローン」もありますが、こちらは借主が自分ではなく、親が名義となります。
質屋というと、価値ある品物を持っていくイメージがあるかもしれませんが、実際に物を売っている訳ではありません。
価値ある品物を担保として預ける代わりに、お金を借りる事ができるシステムです。
他のローンと比べて、預ける物さえ持っていればお金が借りられるので、未成年（１８歳・１９歳）であっても利用する事ができる場合が多いでしょう。
もしお金を返せなくなっても、担保とした物を売れば問題ありませんし、信用機関情報の記録にも残りません。
しかし価値ある品物を持っている事が条件となるため、学生では用意ができない確率も高いかもしれません。
お金が絡んでいると、どうしてもトラブルが起きやすくなってしまいます。
返済ができなくなった、闇金からお金を借りてしまったなど、思わぬところで困った事態になってしまうことも考えられます。
きちんとした知識を持って、行きあたりばったりにならないよう意識していきましょう。
悪意を持って、借りたお金を踏み倒そうと考える人はまずいないと思います。
しかし、自分の意志とは関係なく、どうしても返せなくなってしまったというトラブルも少なくありません。
これはそもそも、自分の収入と支出の計算が出来ていなかった事が問題です。
例えば、毎月1万円の収入があるから、1万円ずつの返済をしようと考えます。
しかし実際は1万円の返済だけではなく利息は発生してしまいますし、思わぬ出費が発生する事も考えられます。
ある程度の計算をしておいて、必ず返せると思った時にだけ借り入れを行いましょう。
一般的な貸し付け業者は、法律を守った上で金利や取り立て方法などを定めています。
しかし闇金は、そもそも法律を守りません。違法な金利を定めていたり、回収に暴力的な方法を行う事もあるのです。
返しても返しても、返済しきれないという泥沼にハマってしまう人もいます。
残念ながら、闇金業者の中には、学生を狙った手口も存在します。
始めから金融知識のない学生をターゲットとして、最終的には後ろにいる親などからお金を取るという方法です。
個人融資の掲示板や、違法なサイト、競馬場などのギャンブルをする場所などを狙っている事が多いようです。
お金を借りる時は、しっかりした会社である事を確認してからにしましょう。
特に未成年者であれば、親などの親権者の同意が必要になる事があるでしょう。
人によっては親から同意が得られず、借りられない事に焦ってしまう事もあるかもしれません。
そんな状況の時には、「親の同意が必要ない」「利息なしで借りられる」などという誘い文句に騙されてしまいがちです。
しかし、学生という立場は責任が取れない事も多く、トラブルに巻き込まれた時の対応が一人で出来ない事もあります。
親の同意が得られなかった時には、お金を借りる方法以外でどうにかならないか、考えてみましょう。
お金を借りた後に、思わぬ問題が起きる事もあるかもしれません。
返せると思ったのに返せなかった、相手が闇金業者だった、契約に食い違いがあるなど、理由はさまざまです。
トラブルが起きた時は、頼れる大人にすぐに相談をしましょう。
お金を借りた事を周りに内緒にしたいという気持ちは、どうしてもあると思います。
しかし、時間が経てば経つほど、問題は大きくなってしまいます。取り返しがつかなくなる前に、行動をする事が大切です。
身近に相談できる人がいない場合は、相談窓口などを利用する事もできます。
後ろめたさがあったとしても、一人で抱え込む事だけは、絶対に止めましょう。
一時的にお金が必要になった時には、学生であっても借り入れができれば便利です。
ただし、以下の事を守った上で利用しましょう。
お金の借り入れは、後ほど大きな問題にもなりやすいと言えます。
問題が起きないよう、しっかりした知識を持っておく事が大切です。