お金を借りるという事は、何かしらの理由で足りなくなっている状態です。
消費者金融や銀行で借りる前に、まずは身近な人に借りられないか考えるかもしれません。
とは言え、どう頼んでいいのか分からない人もいるでしょう。
お金を貸して欲しいと頼む時には、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
必要な心構えや信用を得られやすい方法、オススメの理由、注意点などを紹介していきます。
お金を借りる側の説明ですが、お金を貸して欲しいと頼まれた人も、参考にできる部分があるかもしれません。
お金を借りるという事は、それだけの覚悟が必要と言えます。
簡単に「貸して」と言ってしまうと、相手に不信感も持たれてしまいますし、今後の関係も悪化してしまいます。
大切なのは、理由を正直に伝える・必ず返済をするなど、とにかく誠意を持つ事です。
誰かにお金を借りると決めた時、まずどんな事に気をつければいいのか、確認していきましょう。
お金を貸して欲しいと頼む時、まず理由を言うと思います。
中には、人に言うのも恥ずかしい理由でお金が足りない・必要になるという事もあるでしょう。
言いたくないと思うかもしれませんが、恥ずかしくても、できる限る正直に言いましょう。
一度嘘をつくと、その嘘を守るためにさらに嘘をつかなくてはなりません。何かの拍子にバレないとも限りませんし、後で自分も苦しくなってしまいます。
相手は自分を信用して、お金を貸してくれています。
後から嘘がバレてしまった時、二度と関係を修復できないという可能性も少なくありません。
とは言え、プライベートな事で言いづらいという事もあるでしょう。
その場で違う理由を言ったとしても、後から正直に話す事が大切です。
お金を借りる時は、当然ながら返済できるアテがある時に借りましょう。
何となく「返せそう」ではなく、支出と収入の表を作って確認する事がオススメです。
借りたお金は、できる限り早く返すのが礼儀です。
お金を借りる際に、作った表を相手に見せる事で「これなら返済してもらえる」と相手に安心してもらう効果もあります。
また、金額がはっきり見える事で、そもそも誰かに借りなくても何とかなるという事に気付けるかもしれません。
お金を貸すという事は、正直なんのメリットもない行為です。
むしろ「返ってこないかもしれない」というリスクだけを背負わせるとも言えるでしょう。
お金を借して欲しいと頼む事は、それだけ相手にマイナスの頼みをしているという事です。
頼まれて良い気持ちがする人はまずいませんし、頼まれた事で不信感を持ってしまうのも普通の感覚です。
人にお金を貸して欲しいと頼む事は、それだけ大きなリスクがあるという自覚を持ちましょう。
関係が悪化してしまうリスクがあっても、どうしても借りたいという場合には誠意を持って頼んでみましょう。
それだけ困っている事が伝われば、相手によっては親切にしてくれるかもしれません。
お金を借りる事の重さを理解していれば、軽く「貸して」とは言えないはずです。
それでもどうしても借りなければいけない、という理由があるはずでしょう。
頼む時には、誠意を持ってお願いする事が大切です。
なぜお金が必要なのか、いつ返すのかという事をしっかり説明しましょう。
相手の事を思えばこそ、断りにくい状況で頼まないという事も、意識しておくべきです。
また、断られたとしても、怒ったり文句を言う事は絶対にやめましょう。
ちゃんと断ってくれた事に感謝をするくらいに、謙虚な態度でいる必要があると言えます。
お金を貸すという事は、ちゃんと返してもらえるという信頼がなければできない事です。
もちろん元々の信頼関係もありますが、その上で相手に安心してもらえるように借りる必要があります。
大切なのは「絶対にお金を返す意志がある」という点を、しっかり伝える事です。
借用書は、お金の貸し借りがあった事を証明する書類です。
正しく記載をすれば、裁判などでも使える証拠となります。ネットで調べるだけで、きちんとしたテンプレートを探す事もできます。
親しい間柄であれば、わざわざ作る必要はないと思うかもしれませんが、親しいからこそなあなあになってしまう事もあります。
借用書がある事で、きちんと約束できる効果も持っています。
普通は大きな額のやり取りをする時に作成しますが、少額であっても、借用書の作成を申し出てみる事は有効です。
借りる時に「借用書を作る」と言うだけで、相手に返す意志がある事を伝える事ができます。
いつもお金が足りないと言っている人に対して、お金を貸したいとは思いません。
お金を借りる時は、「今回が一時的な出費である事」「二度目はない」という事をきちんと説明しましょう。
実際に、冠婚葬祭や入院など、一時的に多額のお金が必要になる事はあります。本人の責任ではないですし、明日は我が身とも言える出費です。
特別な出費であれば、定期的にお金を貸して欲しいと言われるリスクも少ないと言えるでしょう。
もちろん普段からの信頼関係がある事が前提ですが、「困っているようだし、今回だけなら」と思ってもらえる効果があります。
お金を貸す時には、ちゃんと返済してもらえるかどうか、どうしても気になってしまいます。
お金を返す意志がある事、収入があるのでお金を返せる能力がある事はきちんと説明しておきましょう。
毎月の給与明細を見せる、通帳を見せるなどをして、必ず収入がある事を説明できれば、相手にも安心してもらえます。
また、「収入があるにも関わらず、今月がどうしても足りない」という説明にもなります。
やりすぎと思うかもしれませんが、借りる立場であれば、できる事を全て行って何とか相手の信用を得なくてはなりません。
人にお金を借りる時、まず正直に理由を言う事が大切です。
嘘をつけば後から問題になる事もありますし、バレたら大変な事になってしまいます。
しかし、場合によってはプライベートな問題で、どうしても言いたくないという場合もあるでしょう。
その場合には、なるべく角が立ちにくい・第三者を巻き込まないような理由を伝えましょう。
繰り返しになりますが、できる限りは正直に言う事が第一です。どうしてもという場合には、理由を考えてみましょう。
結婚式や葬式など、自分ではどうしてもコントロールできないイベントがあります。
時期によってはどうしても重なってしまいますし、出費も少ない額とは言えません。
人にお金を借りる時、結婚式や葬式を理由にするのも、ひとつの方法です。
共感を得られやすく、あくまで一時的な出費である事も説明できます。
ただし、共通の知り合いが多い相手などには通用しにくい方法です。相手を選んで相談してみましょう。
自分の意志とは関係なく、怪我をしたり、病気にはかかってしまうものです。
急な医療費も決して安くはなく、大きな出費になってしまいます。
今月の医療費がかかりすぎた、という説明をすれば分かってもらえる可能性もあります。
ただし、体に不調があるという状態なので、相手に心配をさせてしまいます。
また、慢性的な病気であれば、来月もまたお金を借りようとするのではないかと心配されてしまう事もあるでしょう。
検査費用が思ったよりもかかってしまった、歯医者に行ったなどの理由を使って、心配をさせないよう気を付ける必要があります。
大きな出費があるイベントとして、引っ越しもよく挙げられます。
物を準備する必要もありますし、何かと初期費用がかかってしまいます。
もし直近で本当に引っ越す予定がある場合には、引っ越しを理由にしても良いかもしれません。
初期費用がかかるだけなので、その場限りという事も分かってもらえますし、引っ越しと言うと応援してくれる人もいるでしょう。
実際に生活が落ち着いた後には、きちんとお礼を伝える事で、角を立てずにお金の貸し借りをする事ができます。
財布を落とした、忘れたなど、急なハプニングに見舞われる事があります。
場合によっては、カードを止めなくてはならない場合もあるでしょう。
ハプニングとして急にお金が足りなくなったという事で、お金を借りる理由にしやすいとも言えます。
とは言え、「財布を落としたからお金を貸して欲しい」というのは、理由としてあまりにもベタです。
どうしても理由がない場合の、最終手段として使いましょう。
例え本当の理由を言ったとしても、お金を借りられないという場合もあるでしょう。
相手の金銭感覚やタイミングという事ももちろんありますが、借りる理由が悪くて貸せないというパターンもあり得ます。
どんな理由であるとお金を借りにくいのか、自分にどんな原因が考えられるのか、確認していきましょう。
ギャンブル、投資などをするから貸して欲しいと頼んだ場合です。
何か理由があってお金が足りないという条件は同じですが、ギャンブルや投資はお金が返ってこない可能性が非常に高いと言えます。
特に投資の場合「こういう理由があるから絶対に返ってくる」と力説しがちですが、それも100%の事とは言えません。
収入がないかもしれない相手に、お金を貸すのは大きなリスクです。
不確定な収入である時は、そもそも人にお金を借りないようにしましょう。
声を掛けた時点で、「この人はギャンブル性のあるお金の使い方をする人だ」という判断をされてしまいます。
飲み会が続くと、どうしても出費が増えてしまいます。
「お酒を飲みたいからお金を貸して欲しい」と頼みたくなる事はあるかもしれませんが、まず止めておいた方が良いでしょう。
お金を貸す方も「体に悪い使われ方をする」と思うと、どうしても出し渋ってしまいます。
どうしても飲み会に出なければならないと感じる、お酒をどうしても飲みたくなってしまうという場合、お金以外の問題を疑うべきです。
どうしたらお金が借りられるのかではなく、どうしたらお金を使わずに済むのかを考えましょう。
恋人のデート代を支払ってしまったり、つい高いプレゼントを買ってしまう事は、珍しくありません。
しかし、あくまで自分の払える範囲の出費に留めるべきです。
デート代やプレゼント代のためにお金が必要という事は、つまり恋人にお金を払いたいから貸してくれという意味です。
頼まれた方も良い気持ちはしませんし、むしろ心配されてしまう事もあるでしょう。
お金が払えないから嫌われてしまうという心配がある場合、付き合い自体に問題があります。
人にお金を借りる前に、何が問題になっているのか、落ち着いて考えてみましょう。
親しい人が、急な出費でお金が足りない、どうしても困っているという場合には、お金を貸してあげようと思いやすいです。
しかし、常にお金がないという人には、あまり貸そうとは思いません。
いつもお金が足りないという事は、お金の管理にだらしないと言えます。
つまり、貸したお金が返って来ないかもしれないと思われてしまうのです。
オオカミ少年ではないですが、毎回言っていると「また大げさに言っているだけだ」と相手にしてもらえなくなります。
お金がないという場面は、確かに多くあるかもしれません。
しかし人に言う場合には、本当に困った時に留めた方が良さそうです。
お金の貸し借りがあると、場合によってはトラブルになってしまう事もあります。
特に相手に悪意がある場合には、「返されていない」と嘘をつかれる場合や、利息を請求してくる事もあるそうです。
どのようなトラブルが考えられるのか、未然に防ぐ方法と合わせて説明していきます。
お金の貸し借りは、信頼関係で成り立っています。
場合によっては、実際にお金を返したのに「返してない」と言われてしまう事もあります。
わざと嘘を言ってお金を取ろうとしている場合もありますし、本当に記憶違いで返してもらっていないと思い込んでいる場合もあります。
こうなってしまうと、返した・返していないの水掛け論になってしまいます。
せっかくお金を返したのに、お互いにモヤモヤしたものが残っては残念です。
お金を返す時には、第三者に立ち会ってもらう、何かしら記録に残る事をする、借用書を返還してもらう、など分かりやすい方法にしておきましょう。
相手によっては、返済の時に利息を請求してくる場合もあるそうです。
お金を借りた方は立場が弱く、どうしても強く言えません。そこを利用して、多めにお金を取ろうとしているのです。
お金を借りる時には口約束である事も多く、「利息も払うと約束した」と言い張られてしまう事もあります。
こうなると反論がしにくく、またこちらもお金がないために、すぐに全額返済しておしまい、という訳にもいきません。
お金を借りる時には、そもそも利息を求めてきそうな人に借りない、口約束ではなく借用書を作る、という事を心掛けましょう。
お金を借りたいと申し出た事を、周りに言いふらされてしまうという可能性もあります。
本当にお金が足りなくて頼んでいる事なので、特別悪い事をしているわけではありません。
しかし、噂話として他の人に言われてしまうと、自分の立場が悪くなってしまう事も考えられます。
人にお金を貸して欲しいと頼むのは、周りの人に知られてしまうリスクもある事です。
なるべく周りに噂をしなさそうな人を選んで、相談を行いましょう。
特に職場などであれば、自分の社会的な立場にも響いてしまいます。慎重に行動に移す事が大切です。
お金を借りたいと思った時には、以下の事を意識しておきましょう。
それでも借りるのが難しいと感じた時には、銀行や消費者金融を利用する事も、ひとつの方法です。
利息はかかってしまいますが、人間関係には影響が出にくい方法です。
自分の周りの状況を考えて、落ち着いて判断していきましょう。