YouTubeの広告収益で稼ぐ方法について

YouTubeと聞くと特別な人たちしか成功できない、一部の人しか稼げないと思われがちですが、それは違います。

今はスマートフォン一つあれば、簡単に動画が作れてしまうのでやり方次第では誰でもチャンスが掴めてしまうのです。また副業とも非常に相性がよく、本業とは別に好きな分野で動画をアップして収入を得ている人もどんどん増えています。

実際に動画をアップするまでにかかる費用は、三脚とスマートフォンだけあればいいので、5000円以下に抑えることができます。

ジャンルも幅広く、ゲーム・商品紹介・音楽・教育・料理・メイクなど、誰でも一度はやったことがあるのではないでしょうか。これだけを見ると自分でもやれそうな気がしてきませんか。

今回はYouTuberの方達がどのようにして収入を得ているのかから、稼ぎやすいジャンルや動画をアップする際の注意点まで徹底的に解説していきます。

YouTubeで稼ぐ仕組みについて

YouTubeで稼ぐ方法は大きく分けると以下の二つです。

  • 動画で流れる広告で収入を稼ぐ
  • 企業と提携する

上記の二つ以外にも動画から商品の販促につなげたり、自社ホームページにアクセスさせて収益につなげたりと様々な方法があります。

ですが、一般人が稼ぐとなると広告収入もしくは、企業にスポンサーになってもらい報酬を受け取る方法が簡単です。

これから上記の二つの方法についてご紹介していきます。

動画で流れる広告で収入を稼ぐ

YouTube動画を見ているとたまにCMのような動画が流れます。この動画が1再生されるごとに0.1円ほどの報酬が支払われます。

これを繰り返し1万回再生されると1000円の収入になります。広告の種類や再生される頻度によってもこの報酬は変わっていきます。

主に使われる広告は以下の三つです。

  • インストリーム広告
  • オーバーレイ広告
  • ディスプレイ広告
インストリーム広告は動画再生の前に5秒ほどの動画であり、画面に出てくるリンクをクリックするか一定時間以上の動画が流れることで報酬が発生します。

オーバーレイ広告は動画の下部分に出てくるバナー広告、ディスプレイ広告は「次の動画」の部分に表示される広告です。

どちらも広告をクリックすることで報酬発生します。

企業と提携する

チャネルの登録者数が多くなりチャンネルの規模が大きくなると、その動画の視聴者に商品を紹介したいと企業から依頼されるようになります。

テレビのCMよりも大幅な節約でき、影響力の強いYouTubeで広告を流すことで企業側も収益をあげられるのでこのような依頼が増えています。

依頼料の相場に関しては、以前まではチャンネル登録数×1.5ほどと言われていましたが、現在は確実な数字が出ていません。

一本で100万円〜200万と稼いでいる方もいるので正確なことは言えませんが、どの方も大規模の人気チャンネルを持っているので、今からYouTubeを始める方には先の話になります。

YouTube広告を始めるには

YouTubeで稼ぐにはただ動画をアップしていくだけでは意味がありません。きちんと手順をふみ収益化させるのです。

ここでは、YouTubeを収益化させる方法と動画を撮るための準備についてふれていきます。

Googleアカウントを登録する

YouTubeチャンネルを作るにはGoogleのアカウントが必要になるので、事前に登録をしておきましょう。

このアカウントは無料で登録でき、名前や住所などの基本情報を入力するだけで作成できます。

またこのアカウントを作っておくと、ビジネスにも応用できるGmailアドレスも作成できます。

動画を利用してビジネスを展開していきたいと考えているのであれば、持っておいて損はないので作っておきましょう。

YouTubeチャンネルを作る

YouTubeチャンネルでは無料版と有料版を作れます。

初心者であり動画を一つもアップしていないのであれば、まずは無料から始めるのがいいでしょう。

まだ動画をアップしていない段階では、あなたが始めようとしているジャンルに需要があるか分かりません。

その状態で有料から始めると、需要がなくて全く再生されない場合に料金分の損をしてしまいます。

YouTubeの仕組みを知っていき、チャンネルの認知度が高まりある程度の収益を出せるようになってから有料版に切り替えるようにしましょう。

Googleアドセンスを取得する

YouTubeの広告はGoogleアドセンスと連携することで報酬が入ります。

なので、Googleに審査をしてもらい、チャンネルが不適切なコンテンツでないとわかってもらう必要があります。

この審査に通ることができれば、チャンネルの収益化ができます。

機材を準備する

YouTube動画を作るには以下の機材が必要です。

  • 撮影機材
  • 編集ソフト
  • ライト・三脚・マイクなどのアクセサリー

上記の道具を全て揃えると以前まではある程度のまとまった資金が必要でした。

ですが、現在は撮影機材をスマートフォン、編集ソフトは無料のソフトを用意して、三脚なども5000円の以下の物でもある程度のクオリティで動画を作れます。

もちろん用意できるならデジタルカメラや有料版の編集ソフトなどを用意した方がクオリティは上がりますが、YouTube動画で一番重要なのは内容です。

たくさんの大金をかけて道具を準備しても、内容に需要がなければ誰にも見られません。

まずは無料の道具でいいので動画をアップして、需要があるのかを確かめる必要があります。

動画の内容に需要があるのなら、ある程度画質や音声が悪くても見られます。

なので、値段で悩むぐらいならまずはお金を掛けずにどんどん動画をアップして認知されるようにしましょう。

稼げる動画ジャンル

仕組みがわかってきたら次はどのジャンルで動画を作るかを考えましょう。

YouTubeではすでにどのジャンルが人気なのか絞られてきています。その中から自分ができそうなジャンルをまずは一つ選んでください。

そして、その一つのジャンルで全ての動画を統一するようにしましょう。ジャンルがバラバラだと何をしたいチャンネルなのか視聴者は分からなくなり、チャンネルや動画から離れる原因につながります。

これから人気を集めているジャンルをご紹介していきますので、この中からジャンルを一つ選んでみてください。

YouTuberになる

商品紹介・歌ってみたや楽器の演奏・面白いネタ・日常や子供ネタの動画などがこれに当たります。

この動画で重要なのはオリジナル性と企画力です。

中にはご飯を食べるだけの動画をアップしているチャンネルもありますが、キャラクターが面白ければ再生されます。

このジャンルでは何がヒットするのか分からないので、とにかくアップしてどの動画が視聴されやすいのかを分析していかなければなりません。

話術やエンターテイメント性は必須になるので、話すのが苦手な人には向かないジャンルです。

ゲーム実況動画

国内問わずに人気があるのが、ゲーム実況動画です。年齢層も幅広いので人気が絶えないジャンルです。

このジャンルでもただゲームをして動画をアップするだけでは再生されません。

攻略法を載せたり、視聴者がみたいと思う面白さが必要です。この動画では基本ゲーム画面しか映らないので、テロップと話術で他の動画と差をつけると再生されやすくなります。

また話題性のある新作ゲームの動画を載せるだけでも、大きく再生数を稼げます。

ちなみにこのジャンルでは著作権については黙認されていることが多いです。

中にはYouTubeなどに載せるのを禁止しているゲームもあるので、公式ページで必ず確認をしておきましょう。

ノウハウ動画

筋トレ・メイクレッスン・運動・健康・恋愛・自己啓発など授業のように指導する動画です。

何かの悩みを解決したり、特定の専門知識や技術を持っている方に向いている動画です。

この動画では動画を見ることで、実際にその問題を解決できるのかがポイントになります。

また、その方法がどの方でも応用できるのかも重要なポイントです。

もし、この動画をみて「自分ではできそうにない」「やってみたが解決できない」となると悪い評価をつけられてしまい再生されなくなってしまいます。

内容としては小学五年生の子供でも理解できるような動画を目指しましょう。難しい言葉や専門用語はなるべく使わないようにして、一般の方でもできるイメージを持ってもらうことが重要です。

問題を解決できれば、その視聴者はファンとなり再生数も着実に伸びていきます

ペット動画

自宅にペットを飼っているのなら、普段の様子を動画にとるだけでも再生数を稼げます。

このジャンルはかなり人気があり、言葉が通じなくても見てもらえるので世界規模でかなりの再生数が見込めます。

動画に関してもテロップと効果音をつけるだけでも、かなり再生されるので作業量も少なくやりやすいジャンルです。

ですが、これはあくまで既に動物を飼っている人向けのジャンルです。

動画のために無理動物を飼ってもきちんと世話ができなければ批判の元にもなるので注意してください。

ニュース動画配信

テレビでニュースが報道されると、YouTubeで検索をかけて動画を見る方が増えています。

そのままニュースを動画にあげると著作権違反になり動画を削除されますが、テキストにまとめる分には問題ありません。

情報収集能力が高いのであれば、ニュース動画の配信でも十分に収益を見込めます。

再生回数を多くするための四つのポイント

再生数を多く稼ぐためには大前提で面白い動画を用意することですが、他にも稼げる方法があります。

それは以下の通りです。

  • 人気動画と関連させる
  • SNSと連携する
  • とにかく毎日アップ
  • コメントを活用して視聴者とコミュニケーション

上記の方法について一つずつご紹介していきます。

人気動画と関連させる

関連動画として人気動画の中に表示されれば、それだけ再生数を多く稼げます。関連動画に表示させるには二つの方法があります。

  • 説明欄やコメント欄などに人気動画のリンクを貼る
  • 人気のキーワードをタイトルや説明欄に入れる

人気動画をみた後に出てくる関連動画の説明欄やコメント欄を見るとリンクが貼られているので、マネをするだけでも効果が期待できます。

また、人気動画のタイトルや説明欄にある文言を入れてみるのも効果的です。

人気動画は検索もされやすく、その動画で使われているキーワードを自分の動画に入れるだけでも検索上位に上がりやすくなります。

SNSと連携する

SNSで視聴者の入り口を増やすと、再生回数を稼ぎやすいです。

入り口が多くなれば、そのチャンネルに入りやすくなるので自然と再生数も伸びるようになります。

ハッシュタグを多く使い、検索されやすくすると自分のチャンネルを知ってもらいやすくなります。なので先にフォロワーをTwitterやインスタグラムで増やしてから宣伝をすると、効果的に視聴者を集められます。

とにかく毎日アップ

最初はとにかく動画をアップしてコンテンツ力を高めることが重要です。なので最低限一日一本は動画アップするように心がけましょう。

チャンネルの動画が少ないとコンテンツとして弱いと判断されてしまい、検索上位にも上がりにくくなります。

ですが、内容の薄くなってしまったり特に面白くもない動画をアップしても、再生されることはないでしょう。

もし時間が取れずに内容が薄くなるぐらいなら、投稿する時間を決めてその日に必ず動画をアップするようにスケジュールを視聴者に伝えてください。

毎日質の高い動画を上げている方には負けますが、視聴者のアクセスを一気に集められます。

コメントを活用して視聴者とコミュニケーション

人は接する時間が長ければそれだけで好印象を持ってくれます。

YouTubeでも同じです。コメント欄などでコミュニケーションをとり、接する時間を長くするとそれだけ「また見たい!」と思ってもらえます。

もちろん適当にコメントを返していると、それは相手にも伝わります。誠意を持って接することで、ファンになってもらえるのです。

コメントをもらえるようにするには、動画の最後に「コメントをお待ちしています」と催促したり、コメント欄にもコメントで催促を載せておくと集まりやすくなります。

正社員がYouTubeで副業をしてもいいのか

本業を持っている方なら、副業をしてもいいのかはきになる部分です。副業を推奨している会社も多くなってきていますが、他の社員や上司にどう思われているのかできれば知られたくないと思うはずです。

顔を隠して入ればバレないのではないかと思われますが、思わぬところで知られてしまうこともあります。

実際に副業がバレてしまう可能性が高いのが確定申告です。

確定申告について

副業がバレてしまう原因は確定申告で申告した収入と本業の収入を合わせた額により、住民税の請求額が違うことです。

確定申告は20万円以上の稼ぎがある場合に行わなくてはなりません。

また、20万円以下でも役所には申告をしないと脱税になってしまいますので注意してください。

住民税は普通徴収にしよう

住民税は前年の所得の10%を取り立てられるので、会社が収める特別徴収のままでYouTubeの収入を合わせてしまうと他の社員よりも高く請求されるのでバレてしまいます。

このYouTubeの収入を特別徴収ではなく、自分で納める普通徴収にして役所に提出すれば住民税でバレることはありません。

住民税以外にも気をつけること

住民税を普通徴収にしたからと安心していると、足元をすくわれてしまうことがあります。

副業の確定申告の際に赤字で申告をした場合、本業の所得よりも減ってしまうことで住民税の額が下がってしまいます。

住宅ローンや医療費の控除などは全ての所得を合計して控除がされるので、経理の社員が見ると副業をしていることがバレてしまいます。

上記のように副業で確実にバレないようにする方法はなく、どこから知られるかはわかりません。

なので、会社でもし副業を禁止しているのであれば、YouTubeでは収益をせずに動画をアップしてファンが増えだしてから、会社を退社や転職して本格的に収益化をする方が確実です。

動画投稿をする際の注意点

動画をアップするだけで収入が入ってくると言われていますが、YouTubeでも注意しなくてはならないものが著作権です。

これを無視して他人の作品を勝手にアップロードすると、法律に引っかかります。

著作権侵害の場合は10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金となります。

ゲーム実況などに関しても動画アップしてしまい、知らないうちに著作権違反をしてしまったという例もあります。

悪気がなかったとしても結果は法律違反です。もしフリー素材でも誰かの作品を使う場合は、必ずこの部分は理解してからYouTube動画をアップしてください。

著作権について

ゲームや音楽など二次利用で収益化をしようと考えている場合は、必ず権利者に使用許可を得てから使うようにしましょう。

ゲームなどでは必ずどこかに使用許諾か商用利用許諾について説明しています。その説明がなく権利者に確認が取れない場合は、利用しないようにしましょう。

BGMなどで曲を利用したい場合なら、YouTubeでは商用利用ができる曲を用意しています。まずはここから探すようにしてみましょう。

YouTubeは顔出しなしでも稼げます

今回はYouTubeで稼いでいくための内容についてご紹介していきました。

誰でも稼ぐことができるYouTubeですが、一般の方がネット素顔を出すのはやはり怖いと思う方もいます。

そんな方は顔出しをしないで、動画をアップしてみてください。今では素顔を出さすに仮面をつけていたり、ノウハウ動画などではパソコンの画面だけを出して動画をアップする方もいます。

上記の方法でも内容が面白ければ、大きな収益が見込めるので少しでもYouTubeで試していたいと思うのなら投稿をしてみましょう。

YouTubeは今でも伸び続けている市場になるので、一つだけでも多く動画をアップしておくことで稼げるようになります。