即日融資可能でも審査が甘いカードローンが存在しない理由

予想外の出費が続いて「早めにお金がほしい!」というときがありますよね。

そんなときはカードローンでキャッシングという方法があります。

銀行や消費者金融のテレビCMやスマホの広告は、今や毎日見かけることも少なくありません。

「最短○分!」や「即日融資」などといったワードも見たことがあるかもしれませんが、お金を借りるには、所定の審査が必須で、それに通らなければ融資されることはありません。

しかしながら、審査が甘い金融機関は存在しないのが現実です。

ここでは、カードローンの審査の仕組みについて解説していきます。

即日融資だけに惑わされるな!審査が甘いカードローンはない

冒頭でもお話しした通り、融資の審査で審査自体が甘くなることはありません。

お金の貸し借りは「信用」が全てですので、審査を甘くすることは、企業の倒産に繋がってしまうのです。

ですので、申し込み者にお金を貸したら、しっかり返済してくれるかどうかを厳しく審査しなければなりません。

返済能力があれば即日融資が受けられる可能性が高い

では、即日融資自体本当なの?と疑問を持つ方もいるかと思いますが、即日融資は本当の話です。

ですが、全員が即日融資を受けられるかというと、残念ながらそうではありません。

アコムやアイフルといった大手消費者金融では、即日融資をウリにしているところがあるので、早めに現金が必要な方は、消費者金融のカードローンを利用することをおススメします。

カードローンには大きくわけて2種類ある

カードローンといっても実は2種類存在し、運営する法律が異なっています。

法律が違うので、利用したい方はしっかりと違いを知っておいた方がいいでしょう。

カードローンには銀行系のカードローンと、消費者金融系のカードローンがあります。

それぞれにメリットとデメリットがありますので、生活に合った方を選ばれるといいでしょう。

銀行系カードローンは金利が低いが、審査は長め

まずは銀行系のカードローンを見ていきましょう。

オリックス銀行カードローン

1.7%~17.8%

商品名 金利
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 1.8%~14.6%
楽天銀行スーパーローン 1.9%~14.5%
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%

代表的な銀行系カードローンをあげてみましたが、地方銀行でもほとんどの銀行が独自のカードローン商品を取り扱っています。

消費者金融で借りるのは抵抗がある方は、銀行のカードローンという選択肢もあります。

金利は消費者金融よりも若干低めに設定されているのが特徴ですが、デメリットとしては審査時間の長さがあります。

2018年に規則が厳しくなり、反社会勢力への融資をストップさせるため、審査に多くの時間をかけなければならなくなりました。

ですので、即日融資はほぼ不可能といっていいでしょう。

早めに現金が必要な方が利用するのは、注意が必要となってきます。

即日融資なら消費者金融系カードローン

一方、消費者金融が展開している商品は、即日融資が可能です。

商品名 金利
アイフル 3.0%~18.0%
アコム 3.0%~18.0%
プロミス 4.5%~17.8%
レイクALSA 4.5%~18.0%

銀行のカードローンと比べれば、若干金利が高く設定されているのが特徴です。

融資金額によって違いますが、はじめての利用の場合は最大金利が適用される可能性が高くなります。

時間帯によっては即日融資不可!しっかりと下調べをしよう

即日融資が可能な消費者金融ですが、申し込み受付時間や店舗による違い、金融機関によっては即日融資ができません。

レイクALSAを例にあげてみますと、21時まで(日曜は18時)までに審査と必要書類の確認を含んで、契約を完結しなければなりません。

また、これはWeb完結に限った話なので、郵送でのやり取りは郵送時間がかかるので、当然ながら即日に入金されることはありません。

利用してみたい金融機関の受付時間などは公式サイトを使って、しっかりと確認しておくことが重要です。

申し込み書類は正確に準備しよう

即日融資のために大切なのが、事前に書類を全て揃えておくことです。

ここでもレイクALSAの申し込みに必要な書類を見ていきたいと思います。

  • 本人確認書類(運転免許証・パスポート・マイナンバーカード・健康保険証)
  • ※外国人の方は、在留カード、特別永住者証明書

  • 住所確認書類(本人確認書類と住所が異なる場合など)
  • 収入を証明する書類(源泉徴収票・確定申告書・所得課税証明書など)

Web契約、自動契約機で提出書類は若干異なってきますが、上記の書類を揃えておけば問題ないでしょう。

住所確認書類は、発行日から6カ月以内の、ガスや水道の公共料金に支払った領収書や住民票を用意しておきましょう。

また、レイクALSAのみの借入金額が50万円以上、または他社含めた借入金額が100万円を超える場合は、所得を証明できる書類の提出が必要となってきます。

自動契約機なら、不明点をオペレーターに相談することができる

大手消費者金融ならスマートフォンで契約を完結することもできますが、不備があると契約ができなくなってしまいます。

緊急でお金がほしい時は、街中にある無人の自動契約機を使ってみましょう。

自動契約機なら、会社の営業時間内の申し込みに限り、オペレーターと繋ぐことができます。

不明な点はオペレーターに相談することによって、「書類不備で契約ができない」ということを防ぐことができます。

どこに自動契約機があるかは、ネットで調べれば出てきますので、お近くの契約機を探してみましょう。

過去に金融事故を起こした人は契約ができない

これは「金融ブラック」と呼ばれていて、要はブラックリストの対象者ということになります。

過去に自己破産や債務整理を経験した方や、悪質な未払い、滞納を続けた場合にもブラックリストに記録されます。

このような方は最低でも5年~10年という長い期間、カードローンをはじめとした各種ローンの審査に通過することはできません。

信用情報を使って返済能力の有無を調べることができる

銀行でも消費者金融であっても、信用情報機関にある「信用情報」というものを使って、申し込み者がきちんと返済してくれるかどうかを調べます。

信用情報とは、信用情報機関というところで記録されている個人情報のことで、氏名、年齢、勤務先から年収、家族構成やキャッシング履歴まで調べることができる情報です。

申し込みの段階で虚偽申告をしても、この過程で全てお見通しとなるのです。

専業主婦はカードローン利用ができないのが現状

銀行のカードローンにはないのですが、消費者金融では貸金業法という法律で運営されているため、「総量規制」という仕組みがあります。

総量規制とは、借り過ぎからお互いを守るために設けられたもので、原則として年収の1/3までの金額までしか借りることができないという仕組みです。

これは、複数の消費者金融から融資を受けている場合は、合算になります。

ですので、他から年収の1/3近く借りていれば、新たに申し込んでも審査に通ることができない可能性が高いのです。

専業主婦の場合は、そもそも収入がありませんから、いくら計算をしても借り入れ可能額はゼロとなってしまいます。

では、「銀行のカードローンを使えばいいじゃないか」ということになるかもしれませんが、現実は厳しいものです。

銀行であっても、返済能力がない方への貸し付けは行うことはリスクです。

独自の規制などによって、専業主婦の申し込みは受け付けていないところがほとんどだといっていいでしょう。

専業主婦で、カードローンを利用したい方は「配偶者貸付制度」という制度を取り入れている金融機関を調べてみましょう。

配偶者に貸し付けを行うということで、専業主婦でも利用できる可能性があります。

カードローンを利用するには日ごろの信用が大切

普通に生活していて、返すものをしっかり返してさえいれば、審査に通る可能性は高まります。

カードローンはいざという時に、とても役に立つ商品です。

信用されるのはどうしたらいいか?ということを意識して生活することによって、緊急時に自分を助けられるようにしてきたいものです。